何が起きたか

OpenAIのヘルプセンターにある英語のモデルリリースノートに、10月14日付で「Retiring GPT-5.5」という項目が加わった。中身は2文だけだ。

  • ChatGPT、ChatGPT Work、Codex から GPT-5.5 の提供を終える
  • API(開発者向けの利用)には影響しない

このページの更新時刻は日本時間10月15日6時17分。10時30分に取得したChatGPTのリリースノート(機能更新の一覧)には、この項目はまだ載っていなかった。10時53分に取得した日本語版のモデルリリースノートも、いちばん上は8月18日付の項目で、この話は入っていない。

一方で、書かれていないことも多い。

  • いつ使えなくなるのか(終了日)
  • GPT-5.5 で続けていた会話が、どのモデルに引き継がれるのか
  • Instant や Thinking など、GPT-5.5 のどの種類が対象なのか

これまでの例では、6月12日に GPT-5.2 を終えたとき「既存の会話は対応する GPT-5.5 のモデルで自動的に続く」と書かれ、6月26日に GPT-4.5 を終えたときも「GPT-5.5 で続けられる」とされていた。同じ6月12日の項目には「後継モデルが出てから、おおむね90日は ChatGPT に残す」という一般的な説明もある。ただ、今回の GPT-5.5 が同じ扱いになるとは、どこにも書かれていない。

生活で何が変わるか

ふだん既定のまま使っている人には、ほとんど関係しない話だと思う。GPT-6のヘルプによると、無料プランとGoの既定は GPT-5.6 Luna。Plus や Pro などで「Latest」を選んでいた人は、GPT-6 へ順次移っている。

影響があるのは、モデルの選択メニューで、あえて GPT-5.5 を選んで使っている人だ。たとえば、返事の書き方が気に入って GPT-5.5 に固定している、仕事で GPT-5.5 前提の手順を作っている、といった場合。終了日が分からない以上、よく使う頼み方を今のモデルでも一度試しておくと、切り替わったときに慌てずに済む。

マスターの一言

告知は1行で、いつ終わるのかも書いていない。日本語のページにもまだ載っていない。こういうときは、慌てて何かを変えるより、次にページが更新されたときに日付が足されるかを見に行くつもりでいる。