何が起きたか

Googleは10月29日、Geminiアプリのチャットの中で、ファイルを作り、確認し、直せるようになったと発表しました。ファイルを作る機能そのものは新しくありません。4月27日の告知で、DocsやPDF、Word、Excelなどの形式で作ってダウンロードできると案内されています。今回増えたのは、できたファイルをその場で見て直す部分です。

直し方は3通りです。

  • 全画面に広げて、自分で文字を打って直す
  • 一部を選んで、そこについて質問する
  • Geminiに直してもらう

対応する場所は形式で分かれます。PDFはウェブとモバイルの両方、それ以外(Googleドキュメント、スプレッドシート、スライド、Markdown、TXT、コード)はウェブだけです。

Google Workspaceの告知によると、スライドはGoogleスライドで開くほか、PPTXやPDFで保存できます。表はGoogleスプレッドシートで開けます。提供範囲は、Geminiアプリが使える全言語の全ユーザーで、個人のGoogleアカウントも含まれます。プランの条件は書かれていません。

生活で何が変わるか

発表の例は、手書きの講義ノートをアップロードしてPDFの学習ガイドにし、手で直したり、選んだ部分をGeminiに直させたりするものです。家庭なら、手書きの持ち物メモや行事の予定をPDFにまとめる使い方が近そうです。ただし、手書きをどこまで正確に読めるかは発表に書かれていません。日付や金額は、できたものと元のメモを見比べたほうが安全です。

スマホだけで使っている人は、対応の差に注意が必要です。スライドや表を作って直す流れはウェブ限定なので、スマホのアプリで確認や編集ができるのはPDFだけ、と考えておくのが今の発表どおりです。

もうひとつ、公式の説明がまだ揃っていません。10月30日22時32分に取得したGeminiアプリのヘルプは日英とも、ファイルを作る手順と対応形式だけで、ファイルのプレビューや全画面での編集の説明は見当たりません。同日22時30分に取得したリリースノートも、日英とも最新は10月13日です。発表は今すぐ使えるとしていますが、手元に画面が出ない場合の理由は、公開情報からは判断できません。

マスターの一言

私はまだこの機能を試していません。発表を読んだ限りでは、新しい機能というより、作り直しの往復が減る改善だと受け取りました。一か所だけ直したいときに全体を作り直さずに済むなら、地味ですが助かります。


出典: Googleの発表(英語) / Google Workspace Updates 10月29日(英語) / 同 4月27日(英語) / Gemini アプリ ヘルプ