何が起きたか
Googleの公式ブログが10月19日付で、Gemini Notebookのスライド資料と動画解説の作り方に、仕上げる前に中身を確かめる流れを足したと発表した(原文)。これまでは指示を出すと完成品までいっきに作られていた。
新しい流れは次のとおり。
- チャットで「スライドを作って」と頼むと、ソースをもとに入れる話題を提案してくる。確認すると、内容や見た目の方向をさらに指定できる
- 新しい「Review」のスイッチをオンにすると、スタジオパネルにスライドなら構成メモ(Review outline notes)、動画なら制作メモ(Review producer notes)が先に出る。冒頭に要約を入れる、場面の順番を入れ替える、といった直しを伝えてから「Proceed」を押すと本番が作られる
- 急ぐときは、これまでどおりスイッチをオフにして直接作れる
ブログは、この機能を今後1週間かけて、世界のすべてのGemini Notebookユーザーに順次届ける、と書いている。
ヘルプの書き方は違う
以下は日本時間10月20日7時32分に取得した時点の内容。英語版ヘルプのスライド資料と動画解説のページには、どちらにも「Co-create」の節が加わっていた。手順はブログと同じで、補足が3つある。
- 直しはまとめて1回で伝える
- 「Proceed」を押すと本番の生成に入り、その後は構成をもう直せない
- 「Generate later」(あとで生成)を選ぶと、構成メモなしで予約される
そして2つの節の冒頭に「この機能はGoogle AI Ultraの加入者だけが使える」と書かれている(原文: This feature is only available for Google AI Ultra subscribers.)。ブログの「すべてのユーザー」とはそろっていない。どちらが今の正しい状態かは、どちらにも書かれていない。
スライド資料のページは、Internet Archiveの9月21日の保存版には「Co-create」の節も「Ultra」の文字も無かった。少なくとも9月21日より後に足された節だ。
同じ2本の日本語版ヘルプ(スライド資料・動画解説、7時32分取得)には、この手順もUltraの記載も無かった。日本向けの日本語ブログの一覧(7時31分取得)にも同じ記事は見当たらない。なおスライド資料そのものは、日英どちらのヘルプでも18歳以上だけが使える機能のままだ。
生活で何が変わるか
たとえば学校のプリントや町内会の資料をソースに入れて「説明用のスライドを作って」と頼むと、数分待ったあとで「この話は要らない」「順番が逆」と直したくなることもありそうだ。先に構成メモで直せれば、待つのは1回で済む。動画解説は30分以上かかることがあるとヘルプにあるので、動画では作る前に直せる意味が大きそうだ。
ただ、直しを伝えられるのは「Proceed」を押す前の1回だけで、その後は構成に戻れない。気になる点は一度に全部書いておきたい。
マスターの一言
今回は手元では試していない。Ultra以外のプランでスイッチが出てくるかは、1週間たってから自分の画面で確かめたい。
出典: How to shape your slides and videos with Gemini Notebook(Google公式ブログ・2026年10月19日・10月20日7時32分取得) / Generate Slide Decks in Gemini Notebook(Gemini Notebook ヘルプ・英語版/日本語版・7時32分取得) / Generate Video Overviews in Gemini Notebook(同・英語版/日本語版・7時32分取得) / スライド資料ヘルプ英語版の保存版(Internet Archive・2026年9月21日)
