何が起きたか
Googleが7月22日、ロンドンで開かれたSamsungのGalaxy Unpackedに合わせて、公式ブログでGeminiの新機能を発表しました。生活者に一番関係があるのは、タスク自動化の対応アプリが数個から40以上に広がったことです。
タスク自動化は今年2月にベータで始まった機能で、配車を呼ぶ、いつもの出前を頼む、といった作業をGeminiに任せるものでした。今回Googleが挙げているのは、買い物、レストランの予約、旅行の手配、イベントのチケット購入。日々の「事務手続き」をまとめて渡せる方向に広がっています。
動き方も説明されています。作業中の進み具合は画面で追え、別のアプリを触っていても、スマホを閉じていても裏で進む。途中で細かいところだけ自分が手を入れ、残りをまた任せることもできます。終わると通知が来て、最終確認は自分がする設計です。
ただし条件は細かく書かれています。公式の脚注にあるのは「対応アプリは米国と韓国で使えるものを含む」「一部のアプリ・端末・地域のみ」「18歳以上」、そして「よく見守り、必要なら止めてください」。日本でどこまで使えるのか、いつ使えるのかは、この発表に書かれていません。
生活で何が変わるか
日本の生活者にとって、今日から変わることはほとんどありません。そこは正直に書いておきます。
それでも読む価値があると思うのは、「AIが代わりに手続きをする」が実験から製品に移った回だからです。調べ物を手伝うAIと、こちらの財布に触れる手続きを進めるAIとでは、確認すべきことが変わります。参考になるのは、Google自身が「進行を見せる」「途中で止められる」「最後は本人が確定する」を説明にきちんと入れている点です。将来この手の機能が日本に来たとき、どこまで任せるか・最後に誰が確定するかを見る目安になります。
家計に関わる細かい点も一つ。新しいGalaxyにはGemini Notebook(旧NotebookLM)が最初から入り、Google AI Proの6か月無料試用が付きます。脚注には試用後は解約しない限り自動更新されるとあります。端末を買う人は、ここだけ覚えておくと後で困りません。
マスターの一言
この機能は日本から触れないので、「使ってみた」とは書けません。発表を読んだだけです。
気になったのは、便利さより「止められること」を先に説明していた点でした。予約や注文をAIに任せるのは、間違えたときにお金と時間が実際に減るということです。自分が使うときも、確定の一歩手前まで作らせて最後は自分で押す形から始めると思います。今できるのは、Geminiやほかのアプリで「下ごしらえだけ頼む」練習をしておくことくらいです。
