何が起きたか

Googleが10月5日付のWorkspace Updatesブログで、Markdown(.mdまたは.markdown)のファイルをGoogleドキュメントでそのまま開いて編集・共同作業でき、ドライブでは整形したプレビューで見られるようにすると発表した。ブログはMarkdownを「大規模言語モデル(LLM)で、表・見出し・箇条書きなどの構造を保つために広く使われている形式」と説明している。以前は、ドキュメント形式に取り込んで変換する必要があり、書式が変わったりコメントが消えたりすることがよくあったと書かれている。

  • 開いても.mdのまま: ドキュメントで開いてもGoogleドキュメントのファイルには変換されず、ドライブに.mdとして残る。タイトルの横に.mdのタグが出る
  • ドライブではプレビュー: ファイルを右クリックして[アプリで開く]から[プレビュー]を選ぶ。上部でMarkdownとPreviewを切り替えられる。クリックできるリンクと表も表示される
  • 共同作業: コメント、共有、同じファイルでの同時編集が使える
  • 対象: 「すべてのGoogle Workspaceのお客様と、個人のGoogleアカウントの利用者」と書かれている。管理者向けの設定も、利用者向けの設定もない
  • 展開: 10月5日から段階的に展開し、機能が表示されるまで最大15日。この記載はRapid ReleaseとScheduled Releaseのドメイン向けの欄にある。個人アカウントの展開ペースだけを分けた記載は、ブログにもヘルプにも見当たらなかった

生活で何が変わるか

手元に.mdのファイルがある人は、見て直して人に渡すまでがドキュメントとドライブで済む。ブログは、LLMで広く使われる形式だと書いているところまでで、どのAIがどう出力するかには触れていない。

ヘルプには、.mdを編集するとドキュメントの機能の一部が変わる可能性があるとも書かれている。

  • スマートチップは、テキストまたはリンクに変わる
  • ウェブの書式設定(HTML)は、書式なしテキストになる
  • フォントの色・ハイライト・テキストの配置は、削除される

元に戻すには、[ファイル]から[変更履歴]を開く。大事な.mdファイルは、編集する前にコピーを取っておくと安心だ。

なお、今回確認した範囲(ブログ、英語ヘルプ、日本語ヘルプ。10月6日4時32分、日本時間の取得時点)では、スマートフォンのアプリでの対応とファイルサイズの上限は、どれにも書かれていなかった。

マスターの一言

10月5日から段階的に展開している途中で、自分ではまだ試していない。なので使い心地は書けない。書けるのは、発表とヘルプに書かれていることまでだ。