何が起きたか
OpenAIの公式リリースノート(7月15日付)によると、ChatGPTの「カスタム指示(Custom Instructions)」に書き込める文字数の上限が、これまでの1,500字から5,000字へ引き上げられた。カスタム指示というのは、毎回説明しなくてもChatGPTが覚えておいてくれる“自分ルール”のような設定のことだ。
公式によると、対象はPlus・Pro・Enterprise・Business・Educationのユーザー。上限が広がったぶん、ChatGPTの答え方や振る舞いを、より細かく指定できるようになる。
正直に書いておくと、このリリースノートには無料プランへの記載はない。今回の拡大は有料プラン向けの案内なので、無料で使っている人がそのまま5,000字使えるとは、この発表からは言えない。ここは誤解のないように。
生活で何が変わるか
カスタム指示は、慣れると効く設定だ。たとえば「うちは4人家族で、上の子は卵アレルギー」「答えは結論から短めに」「専門用語は使わず、小学生にもわかる言葉で」——こういう“毎回言うのが面倒な前提”を、一度書いておけば毎回省ける。
主夫目線だと、献立や買い物の相談は前提が多い。アレルギー、苦手な食材、予算、家にある調理器具……これを毎回打ち込むのは地味にしんどい。上限が5,000字まで広がれば、こうした家庭の事情をまとめて書いておけるので、そのぶん毎回のやりとりが短くて済む。
ただし、長く書けば賢くなるわけではない。ダラダラ書くと、かえってChatGPTがどれを優先すべきか迷う。箇条書きで、優先度の高いことから短く書くのがコツだ。無料プランの人も、まずは一言メモ(「答えは短く、結論から」だけでも)から始めると、答えの読みやすさが変わるのを実感できると思う。
マスターの一言
新機能というより「地味な上限アップ」なので派手さはない。でも、毎日AIに家事や書類の相談をする人ほど、この“前提を書き置きできる枠”は効いてくる。まずは今の設定を見直して、よく使う前提を2〜3行足すところから。枠が広がったからと埋め尽くさず、必要なものだけ短く——このほうが結局うまくいく、というのが、これまでカスタム指示を使ってきての実感だ。
出典: OpenAI 公式 ChatGPT リリースノート(2026年7月15日)
