何が起きたか

OpenAIが10月5日付の発表で、ChatGPTの広告に画像を使った新しい形式を加えると書いた。商品のイメージや使っている様子、その商品で得られる体験を画像で見せる広告だという。

最初のテストの場所はChatGPTで画像を生成している間。広告ははっきり広告と表示され、いま作っている画像とは分けて出す、と書かれている。ほかの広告と同じく、広告がChatGPTの回答に影響することはない、という説明も添えられている。

テストは今月後半に米国で、一部の広告主と始める。日本については、この発表には何も書かれていない。

発表の残りは広告主向けの話だった。広告の効果を測る外部サービスとの連携を広げたこと、OpenAIの安全基準が広告の出る環境でどう適用されているかを外部の2社が評価する試験を準備していること(会話の中身にはアクセスさせないと書いている)、条件を満たす広告主が自社の方針に合わせて広告を出す場面を絞るための除外語を使えるようになったこと、の3つ。

生活で何が変わるか

日本では、ChatGPTの広告は8月12日の記事に書いたとおりすでに始まっている。今回の画像の広告は、その中の新しい形式を米国で試す、という段階の話になる。

広告のヘルプ(英語版・日本語版)を10月5日夜に読み直すと、広告が出るのは無料版とGoプランで、Plus・Pro・Business・Enterprise・Eduには出ない、という線引きは変わっていなかった。画像生成中の広告については、英日どちらのヘルプにもまだ記述が無い。

一つつながる話がある。無料版には広告を消す代わりに上限が下がる「広告なし」の選択肢があるが、ヘルプにはそちらでは画像生成などのツールが使えないと書かれている(別の箇所では「使えない場合がある」という書き方)。そう読むと、無料版で画像を作っている人は、広告ありの側で使っていることになる。この形式が日本に来るかどうかは書かれていないが、来るとしたら、子どもの誕生日カードの絵や、町内会のお知らせに添えるイラストを作っている、その待ち時間に出てくる、ということになる。

マスターの一言

ここに書いたのは、発表とヘルプに書かれていることまで。画像生成中の広告を自分の画面で見たわけではない。

画像ができあがるまでは、たしかに画面を見て待っている時間だと思う。広告を出す側から見て、そこが最初の場所に選ばれたのはわかる気がする。日本でこの形式が始まるかどうかは、発表か広告のヘルプが書き換わるのを見て確かめるつもりだ。