何が起きたか
OpenAIが8月11日、ChatGPTの広告について書いた公式ページを更新し、ChatGPTの広告が日本でも始まったと書き加えた。同時に開始されたのはイギリス・メキシコ・ブラジル・韓国で、今年中にさらに市場を広げていくとしている。
この広告はもともと、2026年2月9日にアメリカでテストとして始まったものだ。同じページの当初の説明では、対象はログインしている成人ユーザーのうちFreeとGoのプランで、Plus・Pro・Business・Enterprise・Educationには広告は表示されない、とされている。ただし8月11日に追記された日本での開始を伝える文には、対象プランの記載は繰り返されていない。
仕組みの説明はこうなっている。広告は「スポンサー」と明示され、通常の回答とは見た目で分けて表示される。広告が回答の中身に影響することはないとOpenAIは書いている。どの広告を出すかは、会話の話題・過去のチャット・過去の広告への反応をもとに選ばれる。例として、レシピを調べているとミールキットや食品宅配の広告が出ることがある、と挙げられている。
プライバシーについては、広告主はチャット・チャット履歴・メモリ・個人情報にアクセスできないとされている。広告主に渡るのは表示回数やクリック数といった集計値だけだという。加えて、テスト期間中は18歳未満と申告した/推定されたアカウントには広告を出さず、健康・メンタルヘルス・政治のようなセンシティブな話題の近くには広告を出さない、とも書かれている(これは米国でのテストについての説明で、日本での開始にあたって改めて書かれたものではない)。
生活で何が変わるか
無料でChatGPTを使っている人にとっては、画面に出るものが変わるかもしれない、という話になる。
知っておくと役に立ちそうなのは、自分の手で操作できる範囲のほうだ。ページには、広告を消す・フィードバックを送る・なぜこの広告が表示されたのかを見る・広告データをワンタップで削除する・広告のパーソナライズ設定をいつでも変える、ができると書かれている。
もう一つ、無料プランには「広告をオフにする代わりに、1日に送れるメッセージの数が減る」という選択肢があるとされている。ここは引き換えなので、広告が気になるからといって即オフが正解とは限らない。献立の相談や学校のプリントの読み取りで1日に何度も往復する使い方をしているなら、減るほうが効いてくることもあると思う。広告を出さない選択としては、PlusやProへの切り替えも挙げられている。
マスターの一言
自分のアカウントではまだ広告を見ていない。日本で「開始」と書かれてはいるが、いつ自分の画面に出るのかまでは書かれていないので、そこは各自で確かめるところだと思う。
もう一つ気づいたことがある。同じページの日本語版は、この記事を書いている時点では8月11日の追記が入っておらず、5月7日の「今後数週間で日本にも拡大する予定」で止まっていた。日本語ページだけを見ていると開始に気づけないので、気になる人は設定画面の広告まわりを直接見にいくほうが早い。
広告そのものの良し悪しは、まだ判断していない。無料で使える範囲を支えるための資金だという説明は理解できるし、回答には影響しないと書かれているのも読んだ。ただ、実際にどう見えるかは自分の画面に出てから考えることだと思っている。
