何が起きたか
OpenAIのヘルプ「ChatGPTへのファイルと音声のアップロード」(英語版・日本語版)の「文書内の画像を読み取る」の節が書き換わった。今の版はこう書いている。
- ChatGPTは、PDFの中のテキストと、グラフや図を含む画像の両方を分析できる
- GPTとのチャットや、プロジェクトの中のチャットにPDFを直接添付した場合も同じ
- ただし、GPTの知識やプロジェクトのファイルとして保存したPDFは扱いが違い、埋め込みの画像が自動では読まれないことがある。特定のグラフについて聞くなら、PDFをチャットに直接添付するか、画像を別に上げる
- ファイルによって埋め込み画像に対応していない場合は、画像をPNG・JPEG・動かないGIFにして別に上げる
この節には、どのプランが対象かは書かれていない。ページの「提供状況」(Availability)の節には、文書と画像のアップロードは無料プランと有料プランで使え、プランごとの制限がかかる、ワークスペースの設定・地域・アプリのバージョン・選んだモデルで変わりうる、とある。
前の版と比べたこと
10月24日11時0分に日英のページを取得し、Internet Archiveの保存版と並べた。ページの更新日時は日本時間10月24日7時15分。
- 10月14日の保存版(同じページ): 「文書内の画像への対応は、プランとファイルの種類による。ChatGPT EnterpriseはPDFの画像の読み取りに対応。ほかのプランと文書は、ファイルの文字だけを取り出す」
- 9月30日の保存版(別ページ「PDFの画像読み取りFAQ」): 「ChatGPT Enterpriseの顧客だけが使える。Free・Pro・Team・Eduでは使えない」「今後、ほかのプランに広げる可能性がある」
- 8月18日の保存版(別ページ「文書やスライドに埋め込まれた画像を扱えるか」): 「まだ対応していない。今後対応する予定」
この2つの別ページは、11時2分に開くと、どちらも今のアップロードのページへ転送された。日本語版も同じ内容に更新されていた(機械翻訳と表示)。
書き換わった日は特定できていない。10月14日の保存版から今朝の版の間に、ページは何度か更新されている。ChatGPTのリリースノート(英語版・10時31分取得)には、この件の項目は無かった。
ついでに、GPTに知識として付けられるファイル数も、同じページで「10個」から「20個」に直っていた。GPTの作り方のヘルプのほうは、今朝の時点で20個と書いている。
生活で何が変わるか
ヘルプの書き方どおりなら、PDFで届く学校のお便りの表、家電の取扱説明書の図、電気代の明細のグラフを、画像として切り出さずにPDFのままチャットに渡して聞けることになる。これまでの説明では、Enterprise以外ではPDFの文字しか読まれなかった。
ただ、無料プランで使えるとはっきり書いた文は無い。無料プランはファイルのアップロードが1日3回までという制限も残っている。WordやPowerPointの中の画像については、この節は触れていない。
紙を撮ってPDFにする「Scan」と組み合わせると、何枚かのプリントを撮ってまとめ、表の中身まで聞く、という流れになる。音声ファイルの添付は10月7日の記事へ。
マスターの一言
自分のChatGPTで、図の入ったPDFを読ませて確かめたわけではない。保存したGPTやプロジェクトのファイルでは図が読まれないことがある、とヘルプ自身が書いているので、図について聞きたい時はチャットに直接添付するつもりだ。
出典: Uploading files and audio to ChatGPT(OpenAI ヘルプセンター・英語) / 日本語版(機械翻訳) / Internet Archive 10月14日保存版 / Internet Archive 9月30日保存版(Visual Retrieval with PDFs FAQ)
