何が起きたか

OpenAIが日本時間9月24日2時すぎ、ChatGPTの音声会話(Voice)の更新をXで告知した。リリースノートにも9月23日付で音声についての項目(原題は Use plugins in Voice and get work done by speaking)が載っている。中身は大きく2つある。

1つ目は、音声会話の最中にプラグインが使えるようになったこと。対象は音声の「Live」で、Web・iOS(iPhone/iPad)・Androidの3つ。メールやカレンダーなど、自分のアカウントでつないであるアプリを、話しながら使ってもらえる。答えは会話の中に文字でも出る。リリースノートには無料プランとGoプランも、そのプランが対応しているプラグインの範囲で使えると書かれている。

2つ目は、作業を任せる画面「Work」でも、Webとモバイルで音声が使えるようになったこと。こちらはVoiceとWorkの両方が使える状態(プランやワークスペースの設定による)が前提になる。

Xの告知には「GPT-6 Astra・Sol・Lunaで動くようになった」ともある。リリースノートのこの項目にはその記述が無いが、別の項目に手がかりがある。9月9日付の項目には、検索や難しい質問を考えるときに音声でGPT-5.6かGPT-6 Astraを使えるとあり(既報)、9月22日付の項目には、SolとLunaはWorkとCodex向けで、Chatで使えるモデルとは別だとある。ヘルプは、Chatの中のLiveそのものは今もGPT-Live-1かGPT-Live-1 miniを使うと書いている。

ヘルプの書き換えを比べた

当サイトは9月10日に英語版の音声ヘルプを保存していた。そのときは「Liveは当初、動画・画面共有・接続済みアプリ・プラグインには対応していない」と書かれていた。9月25日1時32分に取り直すと、この一文は「アカウントで使えるプラグインと接続済みアプリも使える。動画と画面共有には対応していない」に変わり、プラグインの使い方の節が新しく増えていた。

その節で押さえておきたいのは次の3点だ。

  • 使う前に、そのアプリをつないでサインインしておく必要がある場合がある
  • 今までのアプリの権限や、職場のワークスペースの制限はそのまま
  • 操作に承認が要るときは画面に確認が出るので、画面のボタンで承認か却下を選ぶ。声で「はい」と言っても承認にはならない

一方、同じ時刻に取った日本語版のヘルプは、更新日の表示こそ英語版と同じ「23 hours ago」だったが、該当の一文は「Live は当初、動画、画面共有、接続済みアプリ、プラグインには対応していません。」のままだった。ページの冒頭には「このページは機械翻訳されています」と表示されている。日本語のヘルプを読むと、使えないように見える状態だ。

生活で何が変わるか

たとえば台所で手がふさがっているときに、「来週の予定を読み上げて」と話しかけて済ませる、といった使い方が想定できる。ただし、どのプラグインが無料プランで使えるかはリリースノートにもヘルプにも一覧が無い。まずは自分の画面で、つないであるアプリから試すのが確実だ。

気をつけたいのは承認の場面だ。予定の登録やメールの送信など、承認を求められる操作があれば、声だけでは進まない。画面を見られるタイミングで使うほうがいい。

マスターの一言

公式の告知とヘルプを読み比べただけで、自分ではまだ音声からプラグインを動かしていない。日本語のヘルプだけを見て「まだ使えない」と判断すると取りこぼすので、しばらくは英語版と両方見るようにしたい。


出典: ChatGPT — Release Notes(OpenAI・2026年9月23日付) / ChatGPT Voice(OpenAI ヘルプ・英語版) / ChatGPT 音声モード(OpenAI ヘルプ・日本語版)