何が起きたか

OpenAIが9月9日、ChatGPTのリリースノートに音声のモデルと利用上限を更新したという項目を載せた。中身は2つに分かれている。

ひとつはモデル。ChatGPTの音声会話で、検索が要るときや難しい質問を考えるときに、GPT-5.6 か GPT-6 Astra を使えるようになった、とある。どのモデルにするか、どれくらい考えさせるかは、文字のチャットと同じ操作で選ぶ。使えるモデルと上限はプランによる、とも書かれている。

もうひとつは上限。音声のLiveの1日あたりの上限を整理した、として4つのプランが並ぶ。

  • Go:GPT-Live-1 mini で最大3時間(これまでのGPT-Live-1の利用を置き換える)
  • Plus:GPT-Live-1 で最大3時間
  • Pro(月100ドル):GPT-Live-1 で最大15時間
  • Pro(月200ドル):GPT-Live-1 が無制限

あわせて、PlusとProは上限に達したあとにmini版へ切り替わることがなくなった、とある。そしてこれまであった音声の知能レベルの3段階(Instant / Medium / High)は廃止された、と書かれている。

うちは8月に、この上限をヘルプの記載から読んで書いている。そのときは24時間あたり最大1時間で、しかもInstantという設定のときの数字だ、という但し書きが要る形だった。今回はその但し書きごと消えて、3時間に一本化された。

無料プランの行だけ、数字が書かれていない

リリースノートに並んでいるのは4つのプランだけだ。では無料プランはどうなるのか。リンク先の公式ヘルプ「ChatGPT Voice」を開いて、表を数えた(9月10日時点で2時間前の更新と表示されていた)。

プランの行は全部で11ある。うち個人で契約できるのは5行で、中身はこうだった。

  • Free:GPT-Live-1 mini に制限付きでアクセスできる。上限は変わる可能性がある
  • Go:GPT-Live-1 mini で3時間
  • Plus:GPT-Live-1 で3時間
  • Pro(月100ドル):GPT-Live-1 で15時間
  • Pro(月200ドル):GPT-Live-1 が無制限

残りの6行は法人・教育向けだ(Business Standard、Business Premium、K-12の教員、クレジット課金のEnterprise・Edu・臨床、従量課金のEnterprise、旧EnterpriseとEdu)。時間や分の数字が入っていない行はFreeだけで、何時間とも何分とも書かれていない。数え方は24時間の移動枠で測る、とある。

もうひとつ分かったのは、ヘルプ側にはモデルの話がまだ載っていないこと。ヘルプの全文を取り出して探したが、GPT-5.6・Astra・reasoning のどの語も1件も出てこなかった。一方でInstant・Medium・Highも0件で、こちらは廃止という記載と辻褄が合っている。

生活で何が変わるか

音声を使うのは、たいてい手が塞がっている時間だと思う。台所に立っている間、洗濯物をたたんでいる間。そういう時間に話しかけて相談しているなら、1日の枠が1時間から3時間になったのは効く。

無料プランで使っている人は、そこは当てにしないほうがいい。時間が書かれていないうえ、上限は変わる可能性があるとわざわざ添えてある。 長い相談を音声だけで通そうとせず、途中から文字に切り替える前提でいるほうが安全だと思う。

PlusとProがmini版に落ちなくなった点には、別の面もある。会話の質が途中で急に変わることは無くなる。代わりに、会話のほうが終わることがある。ヘルプには、上限や最大の長さに達したときなどに会話が終わることがあり、そのあとは文字で続けるか音声をもう一度始める、と書かれている。

マスターの一言

音声のモデル選択は、自分のアカウントではまだ確認できていない。ヘルプ側にその説明がまだ載っていない段階なので、画面に出ていなくても不思議ではないと思う。

前に上限を読んだときは設定ごとに別枠があり、自分がどの枠を使っているのか分かりにくかった。3段階が廃止されて時間だけの表になったのは、単純に読みやすい。


出典: ChatGPT — Release Notes(OpenAI公式ヘルプセンター・2026年9月9日の項)ChatGPT Voice(OpenAI公式ヘルプセンター・2026年9月10日取得)