何が起きたか
OpenAIが「ChatGPT Work」という新機能を発表した。ChatGPTの中で動くエージェントで、Codexの技術が組み込まれ、新モデル「GPT-5.6」が動かしている。これまでのように質問に答えるだけでなく、シートやスライド、ドキュメント、簡単なWebアプリまで「完成物」を作ってくれるのが特徴。複雑な仕事を小さいステップに分解して、数時間かけて自分で進めてくれるという。
同時に、定期実行して変化を監視してくれる「Scheduled Tasks」、作った成果物をURLで共有できる「Sites」(公開ベータ)、パソコンの操作を代行する「Computer Use」なども発表された。これまで別アプリだった「Codex」は新しいChatGPTデスクトップアプリに統合され、既存のデスクトップアプリは「ChatGPT Classic」に改称。単体だった「Atlas」ブラウザは今後提供終了に向かうとのこと。週500万人がCodexを使っていて、そのうち100万人以上はソフトウェア開発以外の仕事で使っているそうだ。
生活で何が変わるか
提供範囲が少しややこしいので、ここは正確に書いておきたい。
ChatGPT Work自体は、web版・モバイル版だと今日からPro・Enterprise・Edu向けにスタートで、Plus・Businessは数日以内とのこと。つまり無料プランではまだ使えない。
ただしデスクトップアプリ(Mac/Windows)なら話が別で、Chat・Work・Codexの3つがFreeプランを含む全プランで、今日から世界中で使える。「無料でまず触れられるのはデスクトップアプリ」というのが今回の線引きだ。
町内会の資料をまとめる、家計を集計してシートにする、PTAの配布物のたたき台を作る——こういう「情報を集めて、体裁を整えて、ひとつの完成物にする」系の作業を任せられる可能性がある機能に見える。ただし正直に書いておくと、ChatGPT Workは通常のチャットより重い処理で、消費するプラン内使用量はCodexと同じ仕組み(使うほど早く上限に近づく)とのこと。「使い放題」ではない。
マスターの一言
「答えるAI」から「仕上げるAI」へ、というのが今回の一番の変化だと思う。発表されたばかりで、僕もまだ触れていない。無料勢がまず試せるのはデスクトップアプリのほう。試すなら、いきなり複雑な仕事を丸投げするより、いつもの作業をひとつ渡してみて、どこまで自分でやってくれるか様子を見るところから始めるのがよさそうだなと思っている。
