何が起きたか
Google Workspaceの公式ブログによると、Googleスプレッドシートの機能「Fill with Gemini(AI関数)」が、7月7日からさらに11言語で使えるようになった。今回追加されたのはマンダリン・オランダ語・ポーランド語・トルコ語・インドネシア語などで、日本語はこれ以前から対応済みだ。だから「日本語で新登場」ではなく、「対応言語がじわじわ広がっている」というニュースになる。
そもそもこの機能が何かというと、複雑な数式を書かずに、AIに表の中身を処理させるものだ。公式の説明では、文章の生成・情報の要約・データの分類(カテゴリ分け)・文章の感情の判定といったことを、選んだセルに直接まとめて入力できる、とされている。ふつうなら関数を組んだり手で1行ずつ埋めたりする作業を、AIにまとめて任せられる、という発想だ。
ひとつ正直に書いておくと、これは無料機能ではない。Geminiを含むWorkspace(AIの利用枠がついたプラン)が前提になる。さらに公式ブログには、7月15日以降は利用回数の上限のルールが変わるという案内も出ている。使い込む前に、自分のプランで何回まで使えるのかは確認しておいたほうがいい。
生活で何が変わるか
主夫目線で言うと、表計算って「家計簿」「もらいものリスト」「副業の売上メモ」みたいに、地味に手作業が多い。たとえば買った物のメモを「食費・日用品・娯楽」に振り分ける、レビューの一言をていねいな文に直す、長い備考を一言に要約する——こういう「1行ずつ埋める系」の作業を、列ごとAIにまとめてやってもらえる、というイメージだ。
うちでも、もらったプリントの内容を表に打ち込んでから分類する、みたいな地味な作業はよくある。ああいうのを数式なしでAIに任せられるなら、時短の効果はそれなりに大きいと思う。ただし、AIが入れた分類や文章はそのまま鵜呑みにせず、ざっと目で確認するのは前提。特にお金の分類は、間違ったまま集計すると後で困るので。
親方の一言
「AIで自動入力」と聞くと身構えるけど、要は面倒な穴埋めをまとめて頼めるというだけの話。派手さはないけど、こういう毎日の細かい作業こそ、積み重なると時間を食う。日本語はもう使えるので、Workspaceを使っている人は、まず1列だけ試してみるのがちょうどいいと思います。数式が苦手な人ほど、恩恵は大きいはず。
