何が起きたか
Googleの公式ブログが9月24日付で、Googleフォトの更新を5つまとめて紹介した。夏の旅行でたまった写真を活かそう、という趣旨の短い記事だ。
- GeminiのSparkでフォトを扱う:一言頼むだけで、家族写真を選び、明るくし、共有するところまで進めてくれる
- ワードローブ:写真に写った服をAIが自動で一覧にし、組み合わせや仮想の試着ができる
- Moods:35mmフィルムや2000年代のデジカメ風など、写真に合わせて調整されるレトロな加工
- Remixのテンプレート15種の追加:写真をレッドカーペット風や誕生日カード風などに作り変える
- マークアップ(書き込み)の改良:見られたくない情報をぼかすペン、線の太さの細かい調整、新しいフォント
提供される国や条件は、ブログ末尾の「More Information」を開くと出てくる脚注に、5つそれぞれ書かれている。ページの文字だけを取ると脚注の番号しか残らず、当サイトも最初は見落としていた。ブログとヘルプを9月25日4時31分〜49分、脚注を4時52分に取得して、1つずつ照らし合わせた。
5つの提供条件
Androidで世界的にとされているのは2つ。Moodsは脚注で「Android版で世界的に提供」、マークアップの改良は「Android版で世界的に順次提供」。Moodsは、Google社員のコミュニティマネージャーもヘルプコミュニティの告知で、Android向けに世界的に展開を始めたと書いている。
ただし日本語のヘルプはまだ追いついていない。英語版のヘルプにはMoodsの使い方の節が載っているが、同じ時刻の日本語版のヘルプ2ページにはMoodsの記述が無かった。マークアップは、写真の編集ヘルプのAndroidのタブに、ペン・蛍光ペン・テキストの従来の手順が日英とも載っている(パソコンとiPhoneのタブには無い)。今回の改良点は、どのタブにも書かれていなかった。
残り3つは一部の国向けだ。
- Spark:脚注は「米国の対象となるGoogle AI Pro・Ultraの登録者」。ヘルプでは18歳以上・英語のみ・順次展開中で、日本語で開くと英語のまま表示された
- ワードローブ:脚注は「米国・インド・ブラジルの対象ユーザーにAndroidとiOSで提供中」。ヘルプの対象国も同じ3か国で、日本語版もある。ただヘルプは、AI Pro・Ultraの登録者と一部のユーザーに今後数か月かけて順次、という書き方のままで、脚注の「提供中」とは表現が違う
- Remix:脚注は「一部の国で、18歳以上のみ」。国名が出てくるのはGoogle Oneのヘルプの「現在は米国のAndroid・iPhone・iPadで利用できる」だけで、英語版は8月に紹介したときと同じ一文のままだった。8月には項目ごと無かった日本語版にも、9月25日5時に取得すると同じ一文が載っていた。動画向けのVideo Remixとは別の機能だ
生活で何が変わるか
日本でも届く見込みがあるのは、AndroidのMoodsとマークアップの2つになる。子どもの写真を少し懐かしい色合いにして祖父母に送る、学校のプリントを撮って名前や住所をぼかしてから送る、といった使い方が考えられる。どちらも展開中なので、まだ出ていないスマホもあると思う。脚注はどちらも「Android版」とだけ書いていて、iPhoneには触れていない。
マスターの一言
最初は「ブログに国が書かれていない」と思って、ヘルプを1つずつ当たっていた。答えは折りたたみの中にあった。Googleの発表は、まず脚注を開くのが早い。
