何が起きたか

Google が Googlebook という新しいノートパソコンを9月21日に発表し、予約が始まった。Android を土台に ChromeOS のデスクトップ部分を組み合わせ、Gemini を前提に作られている。作るのは Acer・ASUS・Dell・HP・Lenovo の5社で、価格は899ドルから。店頭に並ぶのは10月4日に米国、10月5日にカナダ・英国・アイルランド・フランス・ドイツ・オーストラリアだ。

この一覧に日本は入っていない。 日本での時期への言及も、9月21日に出た3本の発表記事のどこにも無い。

日本から見て何が決まっているのかを数えた(9月22日 午前10時半・日本時間)。

ひとつめ。Google ストアに日本のノートパソコン売り場が無い。 米国のストアには Laptops の区分があり、Lenovo Googlebook 1,349ドル / XPS Googlebook 1,199ドル / Acer Googlebook 899ドルの3機種が並ぶ。XPS は Dell の製品ブランドで、ストアの表記に Dell の名は無い。5機種のうち出ているのはこの3つだ。ただし予約ボタンが出ているのは2つで、XPS は通知登録だ。日本のストアの区分はスマートフォン・スマートウォッチとトラッカー・イヤホン・スマートホーム・アクセサリーで、ノートパソコンが無い。米国で開ける laptops の一覧を日本側の同じ形のURLで開くとトップに戻される。イヤホンでは戻らないので、URLの書き方の問題ではない。

ふたつめ。特典の対象国は8か国で、ここにも日本が無い。 12か月分の Google AI Pro が付く特典は、注釈にオーストラリア・カナダ・フランス・ドイツ・アイルランド・ニュージーランド・英国・米国と書かれている。発売の7か国にニュージーランドを足した並びだ。10月1日以降に買って有効にし、2027年3月31日までに受け取ることも条件だ。

みっつめ。スマホ連携には Android 17 以上が必要と注釈にある。ブログ本文は Android スマホとしか書いていないが、スマホで始めた作業をノートPCで続ける、スマホのアプリをノートPC上で操作する、といった機能はここが条件になる。

生活で何が変わるか

日本にいる限り、今日から変わることは無い。買えないからだ。

ただ、目玉の機能の出どころは見ておく価値がある。「えーと」を落として体裁を整える音声入力 Rambler には、キーボードに専用キーが割り当てられた。これは Pixel の Gboard に先に来ていたもので、日本語が対応言語に入っていることは8月27日の記事で確認してある。ただしそのときの前提条件の1つ目は Pixel 11 の端末で、対応国は書かれていなかった。任せて閉じても進むアシスタントのほうも、注釈に Gemini アプリの AI Pro 利用者向け・対象地域限定と書かれている。

一方、カーソルを振ると Gemini が出てくる Magic Pointer や、言葉で説明すると作られる Create My Widget は、このノートPC側の機能だ。全部が手元で試せるわけではない。

マスターの一言

発売国の一覧に日本が無い発表を読むのは、何度目かになる。

8月23日に Pixel 11 の日本語ストアページの脚注を数えたときは、日本を名指しした脚注が0件だった。今回は日本語のページ自体がまだ無い。

分からなかったことを残しておく。電池の持ちは、ストアの比較表が機種ごとに最大13時間・18時間・16時間。同じ表なのに、一覧ページの注釈は動画再生のテスト、XPS の製品ページの注釈はウェブ閲覧のテストと書いている。まとめ欄もブログも最大14時間だが、デザインの記事はこれを動画再生とし、ウェブ閲覧は16時間としている。条件の対応は揃わなかった。


出典: Googlebook: The laptop your Android phone has been waiting for(blog.google・9月21日)Googlebook's built-in intelligence reinvents the way you use your laptop(blog.google・9月21日)Premium materials and striking design set Googlebook apartGooglebook Laptops(Google ストア 米国)