何が起きたか
OpenAIが8月14日、ChatGPTのアップデートを公開した。生活者に関係しそうなのは大きく2つ。
1つ目は対話型のクイズ。テーマを伝えて出題を頼むと、会話の中に問題が出て、そのまま会話の中で答えられる。対象は無料プランを含む一般向けの全プランとEduプランで、Webとモバイルのどちらでも使える。
2つ目はWebでの「Think」。これまで選べなかった無料プランとGoプランでも、Webで Think を選べるようになった。Think は、難しめの質問に対して考えを進めてから答えさせるモードだ。
このほか、プロジェクトのメモリ設定を後から変更できるようになった(全プラン)。共有していないプロジェクトなら、新しく作り直さなくても「通常のメモリ」と「そのプロジェクト内だけのメモリ」を切り替えられる。手順はプロジェクトを開いて三点メニュー →プロジェクト設定 →メモリ。反映まで数時間かかることがある、と書かれている。なお、ホーム画面に履歴に沿ったおすすめが出るようになったのは一部の有料ユーザーが対象。Linux版デスクトップアプリの公開プレビューも始まった。
生活で何が変わるか
クイズが効くのは、覚える必要があるものを抱えている人だ。子どもの漢字や英単語、資格の暗記、仕事で使う手順の確認。今回のポイントは、問題文を出してもらうところで終わらず、会話の中で答えて、その場で答え合わせまでできるところにある。
そして対象に無料プランが入っている。お金をかけずに「AIに教わる側」から「AIに試される側」に回れる、という意味では入り口が広い。
Think のほうは、使い分けの話になる。買い物のメモや短い文章の手直しは通常のままで十分だが、条件がいくつも絡む相談――たとえば手続きの段取りを組み立ててもらう、家計の見直し方針を整理してもらう――は、考えさせたほうが答えの質が変わりやすい。ただし今回開放されたのはWeb。スマホアプリの話ではない点は押さえておきたい。
マスターの一言
まだ手元で試していないので、使い勝手そのものは追って書く。ただ方向としては、要約させて読んで分かった気になるより、出題させて間違えたほうが記憶に残る、というのは経験的にそうだと思っている。
それと、無料プランでもできることは静かに増えている。「有料じゃないと何もできない」と思って触っていない人ほど、たまに現状を確認したほうがいい。
