何が起きたか
OpenAIのChatGPTリリースノートに、8月21日付の項目が追加された。モデルの入れ替えのような大きな話ではなく、毎日アプリを開く側に効く細かい更新が6つ並んでいる。
- 時刻をより正しく踏まえるようになった。「会話の途中で、あなたのいる場所の時刻をこれまでより正しく把握できるようになった」と書かれている。時間に関係する質問への答えが、いまの時間帯に合ったものになる
- 長い会話がWebで速く開くようになった。会話をまるごと一度に読み込むのをやめ、小分けにして読み込む方式に変わった
- 作ったものが途中から見えるようになった。Webで、ChatGPTが生成する「触って動かせるコンテンツ」が、全部でき上がるのを待たずに、出来た順に会話の中へ出てくる
- iPhone・iPad: 「+」ボタンを長押しすると最近撮った写真が開き、そこから選んで会話に添付できる。ネット接続を待っている状態も、はっきり表示されるようになった(写真へのアクセス許可が必要)
- Android: 作った画像が会話の横幅いっぱいで表示されるようになった。サイドバーに出る最近の会話は最大8件まで。対象はアプリのバージョン 1.2026.216 以降
- プラグインの並び順が変わった。入れたあとも使われ続けているものが上に来るようになった。対象はWeb版とスマホ版で、デスクトップアプリは今回の対象外と明記されている
生活で何が変わるか
いちばん地味で、いちばん効きそうなのは 時刻の扱い だと思う。
ChatGPTに「今日の夕飯どうしよう」「あと何時間ある?」のような聞き方をすると、こちらの時間帯を分かっていない前提の答えが返ってくることがあった。毎回「いま夕方の6時です」と前置きを足していた人もいるはずだ。そこが少し減る、という更新になる。
ただし公式の書き方は「より正しく把握できるようになった」「より考慮できる」であって、「常に正確」とは書かれていない。時間が大事な用事のときは、これまでどおり自分で時刻を書き添えるほうが安全だと思う。
iPhoneの 「+」長押しで最近の写真 は、その場で使える小ネタだ。学校のプリントやレシートを撮って渡す、といった使い方だと、アルバムを開いて探す手間がそのまま減る。
Androidの サイドバー8件 と 画像が横幅いっぱい も、派手さはないが毎回触るところの改善になる。
マスターの一言
正直に書くと、この6つはどれも「新しくできるようになったこと」ではなく「前からできたことが、少し楽になった」類の更新だ。ニュースとしては小さい。
それでも取り上げたのは、時刻の件が、これまで使う側が前置きを足してしのぐしかなかった種類の面倒だと思うからだ。こういう更新は発表されても気づかれないまま流れていくので、書いておく価値があると思っている。
なお、この更新に日本や日本語についての記述は無い。アプリ全体の更新として書かれていて、地域の限定は書かれていなかった。ただしプラグインについてだけは「使えるかどうかは、プランと地域とワークスペースの設定によって変わる」と別に注意書きが付いている。
まだ自分の端末で全部を確かめたわけではない。Androidのバージョン番号のように条件が書かれているものもあるので、見当たらないときはアプリの更新を先に確認してほしい。
