何が起きたか

Googleスプレッドシートの中で使えるGeminiが、Androidのスプレッドシートアプリでも使えるようになる。Google Workspaceの公式ブログが9月10日に発表した(原題は Gemini in Google Sheets is now available on Android devices)。

アプリで表を開いてGeminiのアイコンをタップすると、その表について質問したり、分析させたり、グラフを作らせたりできる。最初の一歩として「Summarize this table(この表を要約)」「Analyze for insights(分析して気づきを出す)」といった提案も出る、と書かれている。

できることには線が引かれている。公式ブログによると、スマホでできるのは今のところデータの分析と気づきを出すことが中心。込み入った編集、書式の変更、数式の作成は、ウェブ版のスプレッドシートを使うよう案内している。

対象と時期は次のとおり。

  • 個人向けは Google AI Pro と Google AI Ultra。Googleの機能とプランの一覧でも、スプレッドシートの「分析と気づきの生成」はこの2つだけで、Google AI Plus は並んでいない
  • 仕事・学校向けは Business Standard/Plus、Enterprise Standard/Plus、Google AI Pro for Education
  • 時期は、Google Workspace の展開区分(Rapid Release と Scheduled Release のドメイン)について、9月9日から最大15日かけて順次表示、とだけ書かれている。個人向けの時期は別に書かれていない

まだ書かれていないこと

  • iPhone版: 発表はAndroidだけで、iPhoneやiPadのアプリには触れていない
  • 日本語: Googleの対応言語のページでは、ウェブ版のスプレッドシートのGemini(サイドパネル)は日本語に対応している。Android版で日本語が使えるかは、発表には書かれていない
  • 使い方のページ: 発表文が使い方の案内としてリンクしているヘルプのページは、9月13日未明に開くと英語版・日本語版とも「ページが見つかりません」だった。スプレッドシートのGeminiのヘルプ自体は別のページにあるが、載っているのはパソコンでの手順だけだ

生活で何が変わるか

家計簿、習い事の月謝、町内会の集金表。家の細かい記録をスプレッドシートでつけている人は少なくないと思う。公式が挙げているのは表の要約や分析なので、出先でスマホから表を開いて「この表を要約して」と頼み、ざっと中身を確かめる、といった使い方が入口になりそうだ。

逆に、列を足す、分類を直す、合計の数式を入れる、といった表そのものを作り替える作業は、今回もパソコンのウェブ版に戻ることになる。

それから、Google AI Plus に入っている人は、今回の一覧には入っていない。スマホで試そうとしてアイコンが見当たらないときは、まず自分のプランを確かめることになる。

マスターの一言

今回は手元では試していない。書いたのは、公式ブログとGoogleのヘルプ・プランの一覧から読める範囲だ。

いちばん気になるのは日本語で使えるかどうかで、ここは発表からは読み取れない。使い方のヘルプが開けるようになったら、そこに書かれるかを確かめたい。


出典: Gemini in Google Sheets is now available on Android devices(Google Workspace Updates・英語・2026年9月10日・2026年9月13日取得)Get started with Google Workspace with Gemini(Google ドライブ ヘルプ・英語・機能とプランの一覧・2026年9月13日取得)Supported languages for Google Workspace with Gemini(Google ドキュメント エディタ ヘルプ・英語・2026年9月13日取得)Gemini in Google スプレッドシートを活用する(Workspace Experiments)(Google ドキュメント エディタ ヘルプ・日本語・2026年9月13日取得)