何が起きたか
xAI が7月22日、対話AI「Grok」の中身を最新モデル Grok 4.5 に切り替えたと発表しました。対象は、ブラウザで使う grok.com、SNS の X の中にある Grok、そして iPhone・Android の Grok アプリです。xAI の説明では「使う場所を問わず Grok が4.5で動く」形になり、使う場所によって中身のモデルが違う状態は解消されたことになります。
発表で挙げられている変化は大きく2つです。ひとつは普段使いの受け答えで、質問の意図を取り違えにくい・長めの会話でも前の話を覚えている・答えがはっきりする、という点。もうひとつは、むずかしい質問ほど無駄なく考えるので答えが返るまでが早い、という点です。
作業まわりにも触れていて、表計算のシートを組む、箇条書きのメモをスライドや図にする、長いPDFから要点を抜き出す、といった使い方が挙げられています。Word・Excel・PowerPoint・Outlook の中でも、Microsoft 365 のアドイン経由で使えるとのことです。
生活で何が変わるか
「新しいアプリを入れる」話ではなく「いま使っているアプリの中身が入れ替わる」話なので、こちら側でやることはありません。すでに Grok を使っている人は、次に開いたときには4.5になっている、という受け取り方でいいと思います。
具体例として発表に出ているのは、知らないことの説明、大きな買い物の検討、旅行の計画、気になる話題の深掘りの4つ。家庭に引きつけると、「洗濯機を買い替えるべきか、まだ使えるか」みたいな正解のない相談を壁打ちする用途が近いです。長い会話の流れを保てることが効いてくるのは、こういう一往復で終わらない相談のほうだと思います。
ただ、この発表に書かれていないこともあります。無料プランでも4.5が使えるのか、日本語での精度はどうか、日本でも同じように使えるのか。どれも記載がないので、英語圏の発表をそのまま日本の環境に当てはめないほうが安全です。
マスターの一言
うちの主力は Claude と ChatGPT なので、Grok 4.5 はまだ日常の作業に入れて試せていません。なので「速くなった」「賢くなった」の部分は、あくまで xAI の説明としてそのまま置いておきます。
ひとつ思うのは、この手の「中身だけ入れ替わる更新」は、便利な反面いつ変わったのか気づきにくいということ。前と同じ聞き方をしているのに答えの質が変わった気がする、というときは、たいてい自分ではなくモデル側が入れ替わっています。自分が使っている AI の発表くらいは、たまに見に行くと納得しやすいです。
出典: Bringing Grok 4.5 to iOS, Android, Web, and X(xAI 公式・2026年7月22日)
