何が起きたか
Googleが2026年8月13日、Google Meetの「Take notes for me(自動でメモを取る)」を対面の会議に対応させたと発表しました。これまでこの機能はビデオ通話の中で使うものでしたが、今回はビデオ通話を始めずに、Meetのホーム画面にある「メモを取る」ボタンから直接始められます。
発表文とヘルプによると、流れはこうです。
- アプリの「メモを取る」→「開始」を押す。端末を近くに置いておけばGeminiが記録する。会議室にいる必要はない
- 途中で一時停止・停止ができる。対面の途中で遠くの人が参加したくなったら、通常のビデオ通話に切り替えられる
- 終わると、要約・次にやること・全文の文字起こしをまとめたGoogleドキュメントが自動で作られ、機能をオンにした人のドライブに保存され、リンクがメールで届く
対象プランとして挙げられているのは、法人向けのBusiness Standard/Plus、Enterprise Standard/Plus、Frontline Plus、教育向けのGoogle AI Pro for Education、そして個人向けのGoogle AI ProとUltraです。無料アカウントはこの一覧に入っていません。展開はAndroidが8月11日から、ウェブが8月14日以降、iOSが8月31日以降で、いずれも表示まで時間がかかる段階的なものと書かれています。
対応言語は「Take notes for me」と同じで、ヘルプの一覧には日本語が入っています。ただし1回につき1言語で、同じ会議で複数の言語が話される場合は対象外。推奨は15分以上の会議で、短すぎたり通信が不安定だったりすると要約が作られないことがある、とも書かれています。
生活で何が変わるか
対面でメモを取る場面は、家のまわりにけっこうあります。学校の面談、保護者会、自治会の集まり、習い事の説明会、病院や窓口での説明。どれも聞きながら書くのが地味にきつくて、書くほうに気を取られて話が飛ぶ、という経験は多くの人にあると思います。
そこに「スマホを机に置いておけば、あとで要約と“次にやること”がドキュメントで届く」が入るのは、素直に実用的です。特に効きそうなのは、その場で持ち帰りの宿題が出るタイプの面談です。
ただ、対面ならではの注意が1つあります。ビデオ通話版は参加者全員に通知が出て、画面に鉛筆アイコンが表示されるとヘルプに書かれていますが、対面向けのヘルプページには、その場にいる人への通知についての記載がありません。目の前の相手からは、スマホが記録しているかどうかが見えないということです。使うなら、ひとこと断ってから始めるのが安全だと思います。
マスターの一言
この機能自体は、私はまだ試していません。展開が始まったばかりで、対象プランと段階的な公開の条件がそろって初めて出てくるものだからです。
そのうえで押さえておきたいと思ったのは、議事録AIがパソコンの前から出てきたことです。これまでは「オンライン会議に出る人の道具」でしたが、スマホを置くだけでいいなら、使う場所は一気に広がります。
試すなら、まずは自分ひとりで15分くらい話してみて、どこまで拾えるかを確かめてからだと思います。人が集まる場でいきなり本番にすると、精度も断り方も分からないまま使うことになります。
詳しくは原文(英語)をどうぞ。
