何が起きたか

Google DeepMind が10月7日付の公式ブログで、SynthID Detector を誰でも使えるようにしたと発表した。画像・動画・音声のファイルを渡すと、Google や提携先のAIで作られたものかを確かめられる道具だ。ブログによると、提供は全世界で、言語は英語。昨年はメディアの専門家に向けた早期版だった。

調べられるのは、Google のほか OpenAI・NVIDIA・Kakao のAIで作られたもの。Apple も近く加わるとされている。確かめ方は、各社が生成時に入れている目に見えない透かし「SynthID」を探すというもの。公式サイト synthid.com で、ファイルを選んで送る形になっている。

サイトに載っている対応形式は次のとおり。

  • 画像:JPG・PNG・HEIC・WEBP など
  • 動画:MP4・MOV・WEBM
  • 音声:WAV・MP3・M4A など

気をつけたいところ

サイトの説明には、これは「AIかどうかを何でも見分ける道具」ではないと書かれている。透かしを入れていない会社のAIで作ったものや、透かしが入る前に作られたものは見つけられない。強い加工や圧縮で透かしが弱まることもある。そのため「検出されなかった」は「AIではない」の証明にならない。ごくまれに、透かしの無いものに反応することもあるという。FAQは、判断する前にほかの材料も集めることを勧めている。

画面にはサインインの入口があり、プライバシーの説明によると利用回数には1日ごとの上限がある。送ったファイルは結果を返したらすぐ消され、回数管理のための識別データは24時間で消える、とプライバシーの説明にある。料金の記載はサイトに見当たらなかった。

日本語版のブログは、10月8日1時半の時点で同じアドレスに見つからなかった。

生活で何が変わるか

家族のグループに回ってきた「本当っぽい」写真や動画を、自分で確かめる手段が1つ増える。ただし分かるのは「透かしがあった」場合だけで、何も出なくても安心はできない。

マスターの一言

自分ではまだ試していない。家族LINEに怪しい画像が来たとき、まず出どころを聞く、の次に使う道具として覚えておく。