何が起きたか

ChatGPTの公式リリースノートに、9月14日付で新しい項目が加わった。中身は2つある。

1つ目は、ChatGPT PlusとProで、Instant(すぐ答えるモード)からThinking(時間をかけて考えるモード)へ自動で切り替わる仕組みを、世界共通で終えるというもの。考える時間を増やしたいときは、今までどおりモデル選択欄から選べる。ただし、安全上の理由で自動的に切り替わることは今後もある、と書かれている。

2つ目は、Plus・ProのChatGPT web版から「Higher intelligence」という設定を削除するというもの。「web版」という限定が付いているのはこちらだけで、アプリについては書かれていない。

リンク先の公式ヘルプ(GPT-5.6とGPT-6 Proの解説ページ)も書き換わった。以前は「Instantを選んだままでも、複雑な依頼には自動で推論を深める。オン・オフは 設定 > 一般 のHigher intelligenceで切り替える」と案内していた。今は「Plus・ProではInstantは複雑な依頼でも上の思考レベルに自動で切り替わらない」「think harder、think deeplyと頼んでも切り替わらない」と書かれ、FAQに「Higher intelligenceの設定はどこ?」が足された。答えは、Plus・ProのChatGPT webから削除したので、思考レベルはモデル選択欄で選ぶ、というものだ。

生活で何が変わるか

PlusやProでInstantを選んだまま使っている人は、難しい相談をしても、以前のように自動で深く考えてくれることはなくなる。学校のプリントの整理や料金プランの比較のような条件の多い相談は、送る前にモデル選択欄で思考レベルを選ぶひと手間が要る。ヘルプに載っている思考レベルは Instant・Medium・High・Extra High・Pro で、選べる範囲はプランによって違う。プランごとの内訳は9月5日の記事にまとめている。

注意したいのは日本語版のヘルプだ。同じ記事の日本語版は9月15日午前の時点で更新されておらず、「設定 > 一般」の「より高度な応答性能」で自動推論を切り替える、という以前の案内が残っていた。一方、英語版のFAQは、Plus・Proのweb版からこの設定を削除したと書いている。日本語のヘルプを読んで設定画面を探すより、モデル選択欄を開くのが今の手順だ。

マスターの一言

うちもPlusを使っている。難しい質問は勝手に考えてくれる、という前提が変わる。献立の相談くらいならInstantで足りそうだが、条件の多い相談をするときは、先にモデル選択欄を開くようにしようと思う。


出典: ChatGPT — Release Notes(OpenAI公式ヘルプ)GPT-5.6 and GPT-6 Pro in ChatGPT(同)