何ができるのか
ChatGPTの返答が箇条書きだらけで読みにくい、絵文字が多い、やけに馴れ馴れしい。そう感じたとき、返答の調子だけを設定で動かせる。
先に断っておくと、これは今週出た新機能ではない。同じヘルプページは、過去のページを保存している Internet Archive に2025年12月26日の保存版がある。なお、このページには対象プランの記載が無い。無料プランで使えるかどうかは書かれていないので、そこは自分の画面で確かめることになる。
動かせるつまみは4つ。温かさ(Warm)、テンション(熱量)の高さ(Enthusiastic)、見出しと箇条書きの多さ(Headers & Lists)、絵文字の量(Emojis)だ。それぞれにプラスとマイナスがあり、増やす向きと減らす向きに振れる。
できること自体が変わるわけではなく、言い方だけが変わる。設定すると、そのチャットと、それ以降の新しいチャットに効く。
ヘルプは4つとも同じ質問への答え方で例を出している。見出しと箇条書きをマイナスにすると、項目を並べる代わりに段落で答えるようになる。絵文字をマイナスにすると、雑談まじりの返答では控えめになり、調べものの返答では使わなくなる。
設定する手順
ヘルプによると、パソコンのWebでは、右下の自分のアイコンを押し、パーソナライズを開いて、Characteristics を動かす。
スマホ(iPhone・Android)では、サイドバーの自分のアイコンを押し、パーソナライズに進んで、Characteristics の下で動かす。
パーソナリティやカスタム指示との違い
ChatGPTの言い方に効く設定は、いまのヘルプを読むと4種類ある。ここが初心者にはいちばん分かりにくいところなので、整理しておく。
ひとつ目がパーソナリティ(設定名は Base style and tone)。全体の性格をひとつ選ぶもので、標準の Default のほかに、改まった言い方の Professional、打ち解けた調子の Friendly、率直な Candid、遊びのある Quirky、結論から手短に答える Efficient、皮肉まじりの Cynical の6つがある。こちらを変えると、既にある会話も含めて全部のチャットに効く。
ふたつ目が今回のCharacteristicsで、その上から4つのつまみを個別に動かす。三つ目が文章で指定するカスタム指示、四つ目がメモリだ。
ヘルプには、これらは併存すると書かれている。気をつけたいのはメモリで、保存されている内容がパーソナリティの調子と食い違う場合、パーソナリティの特徴が打ち消されたり弱まったりすることがある、とある。会話の途中で出した指示も同じように効く。
もうひとつ。パーソナリティは頼んだ物の中身までは決めない。メールの下書き、コード、履歴書のようなものを頼んだときは、選んだ性格ではなく、こちらの指示と文脈に合わせる、と書かれている。
生活で何が変わるか
現実的なのは、自分の不満にいちばん近いつまみを1つだけ動かすことだと思う。
献立や買い物の相談をしていて、毎回きれいな表が返ってきて逆に読みにくい、というときは見出しと箇条書きをマイナスに振る。学校の連絡文や職場向けの文章を下書きさせていて、返答の調子が軽いと感じるなら温かさとテンションをマイナスに寄せる。
カスタム指示に文章で書く方法もあるが、書いた通りに効いているのか分かりにくい。つまみのほうは、ずれたと思ったら少し戻す、という直し方ができる。
マスターの一言
自分のアカウントでは、まだ画面を開いて確かめていない。ここに書いたのは、公式ヘルプに書いてあることだけだ。
ChatGPTの返答が読みにくいとき、原因を自分の頼み方に求めて長い指示を書き足していくことが多かった。返答の見た目そのものを設定側で決められるなら、頼み方のほうは短くしていい。分けて考えられるようになったのは、地味だが助かる変化だと思う。
出典: Characteristics in ChatGPT / Customizing Your ChatGPT Personality(いずれもOpenAI公式ヘルプ・9月1日取得) / Characteristics in ChatGPT の2025年12月26日の保存版(Internet Archive)
