何ができるのか

先に断っておくと、これは今週出た新機能ではない。同じ番号のヘルプページは Internet Archive に 2024年11月7日 の保存版がある。ただ家の中で効く話なので、いま条件を確かめておく。

Gemini モバイルアプリに Google Home アプリをつなぐと、Gemini から家の家電を動かせる。ヘルプが挙げている対象は5種類だ。

  • 照明および電源: 照明、コンセント、スイッチ
  • 温度調節: エアコン、サーモスタット、ヒーター、ファン
  • ブラインド類: カーテン、ブラインド、シャッター
  • メディア デバイス: テレビ、スピーカー
  • その他: 洗濯機、コーヒーメーカー、掃除機

必要なものは3つ。Gemini モバイルアプリ、[アクティビティの保存] をオンにすること(オフだと接続できないと明記されている)、個人の Google アカウントでログインしていること。仕事用・学校用のアカウントでは使えない。別ページのアプリ連携の対応表には、年齢は13歳以上、地域は Gemini モバイルアプリと Google Home の両方が使える国と地域、とある。

その前提として、動かしたい家電が Google Home アプリ側にすでに登録されている必要がある。 ヘルプの書き出しも、Google アカウントでアクセスできるスマートホーム デバイスを Gemini につないで操作する、という順序だ。

料金の記載はない。Google AI Pro・Google AI Plus・プランといった語は、どちらのタブにも1回も出てこなかった。要らないとも書かれていないので、断定はしない。

使う手順

  1. Gemini モバイルアプリを開く
  2. Google Home で使っているのと同じアカウントでログインしているか確認する
  3. リビングの照明をつけて、のように頼む(話しかけても入力でもよい)

まだつながっていなければ、接続するためのオプションがその場で出る。Google Home をまだ Gemini で使っていないときは、頼みごとの文に @Google Home を入れるとヘルプにある。それでも駄目なら、[アプリ連携] の設定から接続・解除できる、という一文が両方のタブに載っている。

なお OK Google と話しかけて頼める、という段落は Android タブにしかない。

できないことと、使えない場所

Google 自身が ホーム コントロールは利便性のみを目的としています。安全性やセキュリティの目的では使用しないでください と書いている。ドアの解錠のようなセキュリティ デバイスの操作、PIN が必要な操作、家のデバイスの追加や削除はできない。

使えない場所も名指しされている。Gemini ウェブアプリと、Gemini Live の会話。Android タブにはこれに Gemini in Google メッセージが加わる。

Gemini Live で使えるかは、公式ページ3枚が食い違っている

引っかかったのがここだ。前に書いた記事で、Android の Gemini Live なら会話しながら Google Home で家電を触れると紹介した。根拠は Live 側のヘルプの連携アプリ一覧だ。ところが今回のスマートホーム専用ページは、Live では使えないと書いている。

公式にはもう1枚、アプリ連携の対応表がある。その Google Home の行には、サポートされているモードとして Gemini とのチャットと Gemini Live の2つが並んでいる。3枚のうち2枚が使えると書き、1枚だけが使えないと書いていることになる。

日本語版の訳のブレかと思って英語版も引いたが、英語版でも同じ食い違いだった。どのページがいつ更新されたかは書かれていないので、正解は断定しない。

生活で何が変わるか

効いてくるのは、手がふさがっている時間だと思う。洗い物の途中や洗濯物をたたんでいる最中に、寝室のテレビと電気を消して、と頼める。

ただ、うちには対応する家電がないので、確かめられたのはヘルプの記述までだ。動かしてみた感触は書けない。

マスターの一言

いちばん気になったのは、Google 自身が安全のためには使うなと書いていることだった。鍵と火まわりは手で確認する、という線引きを先に決めてから足すものだと思う。

食い違いのほうは、当面は通常のチャットから頼むのが無難だと読んだ。Live で頼んで動かなくても、それは自分の設定のせいとは限らない。