何ができるのか

Geminiアプリには、イラスト付きの絵本を作る Storybook という機能がある。こんな話を作ってと頼むと、絵と文のついた本が1冊できて、そのまま読み上げてもらえる。手元の写真やファイルを題材にもできる。

先に断っておくと、これは今週出た新機能ではない。公式ヘルプは Internet Archive に2025年8月6日の保存版があり、1年以上前から公開されている。それでも書くのは、日本語で手順をまとめたものが見当たらないからだ。

条件は2つだけ。Geminiアプリにログインしていること、そして18歳以上であること。ヘルプの必要なものに、現在のところ18歳未満は利用できないと明記されている。子ども向けの本だが、作るのは大人のアカウントということになる。

料金はかからない。Googleの使用量上限のページの機能表で、Storybook の行は Google AI プランなしの列にもチェックが付いている。同じ表で Gemini Spark や動画生成は無料の列が空欄なので、区別はされている。

作る手順

パソコンの場合は、gemini.google.com を開き、左側の [Gem] で [Storybook] をクリックする。あとはテキストボックスに作りたい話を書いて送信。写真やファイルを使うなら、送信の前にファイルを追加アイコンから足す。できあがると右側のパネルに開く。

スマホは Android も iPhone・iPad も同じだった。gemini.google.com か Gemini アプリを開き、上部のメニュー アイコンをタップ、[Gem] で [Storybook]、話を書いて送信。ファイルの追加も同じようにできる。チャット欄にタイトルが出たら [開く] をタップする。

[Storybook] が見つからないときは [Gem を表示] を押すと Gem の一覧が出る。この案内はパソコンとスマホ、どちらのタブにもある。

できるまでの目安は1〜2分。ページ数はヘルプに通常10〜12ページとあるが、商品ページは10ページの本と言い切っていて食い違う。その都度変わると思っておきたい。

直したいところは、同じテキストボックスで変更を伝えると作り直してくれる。上部の前のバージョン・次のバージョンで前の版に戻せる。文章を直接打ち替えることはできない、と商品ページのFAQにある。

読み上げは本の上部から。パソコンは [読み上げ] というボタンだが、スマホ側のヘルプは文字のない読み上げアイコンとしか書いていない。横のボタンで声も変えられる。ただし商品ページのFAQには、読み上げは一部の言語に限られるとある。対応言語の一覧は探した範囲では公式に見つからず、日本語で読めるかは押して確かめるしかない。

共有は上部の共有アイコンから [共有] を選び、g.co/gemini/share のリンクをコピーする。印刷とPDF保存の手順が載っているのはパソコンのタブだけで、スマホの2タブには共有しか出てこない。パソコンは共有アイコンから [印刷]、印刷オプションで [PDF に保存] を選べばPDFになる。ポップアップの許可を求められることがある。

生活で何が変わるか

寝る前の1冊を毎晩探している家だと、今日は恐竜、今日はうちの犬が主役、といった注文をそのまま形にできる。旅行の写真を渡してその旅の話にする使い方も、商品ページに例が出ている。

PDFで紙に出せるのは、画面を見せたくない時間帯に効く。ただしパソコン側の話だ。

引っかかるのは2つ。ひとつは18歳未満が使えないこと。子どもに自分で作らせる遊びにはできない。もうひとつは、商品ページに Workspace と学生アカウントは絵本を共有できないとあること。会社や学校のアカウントで使っている人は共有リンクで止まる。

なお商品ページは日本向けのURLでも英語のままで、日本語のヘルプには AI 翻訳が含まれる場合がある旨の断りが付いている。

声だけで読み聞かせをしたいなら、Gemini for Home 側に別の機能がある(スマートスピーカーの読み聞かせ)。

マスターの一言

まだ1冊も作っていないので、絵の出来や日本語の読み上げの自然さは書けない。作ってから追記する。

先に確かめたのは料金と年齢だった。無料の列にチェックが付いているので、財布の心配をせずに試せる。18歳未満が使えないのは、子ども向けの機能としては覚えておきたい。