何が起きたか
Gemini for Home(スマートスピーカーの音声アシスタントを Gemini に切り替える機能)の公式ヘルプを、日本語版と英語版で突き合わせた。同じ記事番号のページで、URL の末尾を ?hl=ja と ?hl=en にしただけの違いだ。
「全機能が使えるスピーカーとディスプレイ」の一覧が、日本語版は5台、英語版は7台だった。
共通の5台はこれ。
- Google Home スピーカー(2026)
- Google Nest Hub(第2世代)
- Google Nest Audio
- Google Nest Mini(第2世代)
- Google Nest Hub Max
英語版だけにある2台が、Google Nest Hub(第1世代)とGoogle Home Mini(第1世代)だ。
同じページには「大半の機能は使えるが Gemini Live は使えない旧機種」の一覧もある。こちらは日英とも4件で、中身も一致していた(Nest Wifi 拡張ポイント / Google Home Max / Google Home / サードパーティ製スピーカー)。つまり日本語版では、第1世代の Nest Hub と Home Mini がどちらの一覧にも出てこない。
過去版をたどると、こう見える。7月14日時点の英語版は全機能の一覧が5台・旧機種が6件で、第1世代の2台は旧機種の側にあり、見出しの文も「今後対応予定」(will be coming to)だった。8月14日時点では7台・4件になり、文も「対応済み」(is available on)に変わっている。日本語版は「ご利用いただけます」と対応済みの言い方をしながら、一覧は5台のまま・旧機種だけ4件という組み合わせだ。更新の片側だけが反映されたように見えるが、Googleがどちらを正としているかはページに書かれていない。
リリースノートのページも近い状態だった。日付の見出しを数えると英語版45件・日本語版44件で、日本語版に無いのは2026年8月20日の1回分だった。
生活で何が変わるか
効いてくるのは、キャンペーンでもらったような古い Google Home Mini が家に転がっている人だと思う。日本語ヘルプだけを見ると自分の機種がどこにも載っていないので「対象外なのだろう」と読んでしまうが、英語版では全機能が使える側に移っている。
ただ、切り替える前に知っておくことが1つある。同じヘルプに「家を Gemini for Home 音声アシスタントにいったん切り替えると、Google アシスタントに戻すことはできません」と明記されている。家にある対応デバイスがまとめて切り替わり、あとから追加したデバイスも同じ扱いになる(読み聞かせの記事でも触れた点だ)。古い機種が対象に入っていたとしても、戻せないほうを先に家族と確認するところだと思う。
日本語版に無い8月20日分は、音声まわりが3つ。照明の色温度を「2700ケルビン」のように数値で指定できる。「OK Google、ブロードキャストして」と言ってから伝言を別に話せる(これまでは一息で言い切る必要があった)。Spotify で曲・アーティスト・プレイリストの聞き取りの精度が上がった。
対応する国と言語の表は日英で同じで、日本と日本語はどちらにも入っている。無料の範囲を示す表も同じ内容だった。無料で使えるのは質問への回答・家電の操作・メディアの検索と再生・アラームとタイマー・カレンダーやメモやリストの作成で、Gemini Live とカメラ映像の検索には Google Home Premium が要る。ここでの Gemini Live はスピーカー側の機能で、スマホの Gemini アプリの Gemini Live とは別のヘルプに書かれている(そちらに有料プランの記載は無かった)。同じ表の「一日の要約」も、カメラ映像をまとめる機能で Gemini アプリの Daily Brief とは別物だ。
マスターの一言
うちに実機が無いので、第1世代の Home Mini で本当に全機能が動くかは確かめていない。確かめたのはページの中身だけだ。
気になったのは、日本語ページの下に「AI 技術を使用して翻訳されたコンテンツが含まれている場合があります。AI 翻訳には誤りが含まれている可能性があります」と書いてあることだった。機種や条件のように「載っている・載っていない」で判断が変わる話は、両方を見ておくのが安全だと思う。
