ChatGPT無料版のヘルプに、「チャットがいっぱい」と表示されたときの説明が増えていた。表示そのものが新しいのかは、ヘルプからは分からない。長い相談の途中で止まって困った人向けの話だ。

何が起きたか

ChatGPT 無料版に関するよくある質問に、チャットがいっぱいになったときの質問が5つ増えた。Internet Archive の10月25日未明(日本時間)の保存版には無く、10月30日夜の保存版にはあった。11月3日未明に取得した英語版と日本語版(機械翻訳)の両方に載っている。要点は次のとおり。

  • 「コンテキストウィンドウがいっぱい」「チャットのメモリがいっぱい」は、今の会話でChatGPTが扱える情報量が上限に達したという意味。自分の文もChatGPTの返事も容量を使い、1つのチャットで送れるメッセージの数は決まっていない
  • 上限はその会話だけに当てはまる。メモリをオフにしたり、保存済みのメモリや他のチャットを削除したりする必要はない
  • 無料版でも新しいチャットはすぐ始められる。元の会話がいつ戻るかは表示されない。通知にアップグレードの選択肢が出ていれば、それを選んで同じチャットを続けることもできる
  • 要約を使って新しいチャットを始める選択肢が出た場合、要約は文脈の一部を引き継ぐが、前に出した指示や書いた文章の正確な言い回しが抜けることがある
  • 履歴に保存されていれば、元のチャットは送れなくなっても読める。新しいチャットで短い1通を送っただけで同じ表示が出るなら、OpenAIの稼働状況を確認する

リリースノートに、この件の項目は見当たらなかった。

生活で何が変わるか

詰まりやすいのは、長い文章を少しずつ直してもらっている途中だと思う。学校に出す書類や、地域のお知らせの下書きなど。ヘルプのすすめ方は、新しいチャットに直したい段落だけを貼り、どこから続けたいかを伝えること。前に出した指示は、必要な分だけ足していけばいい。

要約で引き継ぐと指示が抜けることがあるので、「です・ます調で」「300字以内で」のような条件は自分で書き直したほうが確実だ。

もう1つ、メモリを消す必要はないと明記されたのは助かる。慌てて設定を触り、覚えてもらった好みまで消さずに済む。2025年10月のリリースノートにある保存済みメモリの「memory full」は、覚えた内容の容量の話で、今回の会話ごとの上限とは別のものだ。

マスターの一言

長いやり取りほど早く埋まる、という説明を読むと、話題ごとにチャットを分けておくのが予防になりそうだ。私は無料プランでこの表示を出して試してはいないので、画面に出る選択肢が実際にどう並ぶかは確かめていない。


出典: ChatGPT Free Tier FAQ(OpenAI公式ヘルプ・英語) / ChatGPT 無料版に関するよくある質問(同・日本語版) / ChatGPT Release Notes(同)