何ができるのか
ChatGPTには「買い物リサーチ」(shopping research)という機能がある。条件がいくつも絡む買い物のときに、希望を聞き取りながら候補を集めて、自分向けの買い物ガイドを1本作るものだ。ヘルプは、比較・引き換え・複数の制約が関わる決めごと向けだとしている。
始め方は、いまのヘルプには1通りだけ載っている。チャットに出てきた商品を1つ以上選び、Research を選ぶ。すると、好みのブランドやサイズ、性能と値段のどちらを重く見るかといった質問が来て、答えるほど候補が絞られる。
数分待つと買い物ガイドが返ってくる。中身は4つで、何を見るべきかの平たい説明、推し候補とその理由・諦める点・買える店へのリンク、横並び比較、追加候補の一覧だ。出た後も会話で絞り直せる。
候補には、公開されている商品情報や小売サイトのほか、Agentic Commerce Protocol(ACP)で販売者から渡される商品データも使われる、とされる。あわせて、広告は買い物リサーチとは別だ、ともヘルプに書いてある(ChatGPTの広告は日本でも始まっている)。
いまのページから消えている段落がある
この機能の発表はリリースノートの2025年11月24日の項目で、もうすぐ10か月になる。ここからは過去版と突き合わせる。
発表直後のページ(Internet Archive に残る2025年11月25日の保存版)には、本文の一番上にこの段落があった。対象は Free・Go・Plus・Pro の各プランで、iOS・Android・Web で使える。ホリデー期間中はこれらのプランで利用をほぼ無制限にする。期間の後に上限や価格を調整することがあり、そのときはこの記事を更新する——という内容だ。
いまのページにこの段落は無い。プラン名も、上限の話も、国の話も出てこない。
いつ消えたかは絞れた。2026年1月14日の保存版にはまだ残っていて、3月29日の保存版では既に無い。3月29日版の更新表示は5日前、つまり3月24日ごろだ。同じ2026年3月24日、リリースノートに Shopping updates in ChatGPT という項目が載っていて、商品情報の扱いを ACP 経由に広げたと書かれている。
同じ書き換えで、始め方も変わっている。旧版は2通りで、買い物の質問をすると ChatGPT 側が提案してくるのを選ぶ方法と、プラスのメニューから直接開く方法があった。提案が出なかったときはメニューから、というFAQも当時はあった。いまはどちらも見当たらない。
なお、取得時点の更新表示は9日前だったが、8月5日の保存版と本文を突き合わせたところ、変わっていたのは言い回しの手直しだけだった。中身が動いたのは3月のほうだ。
消えた理由はヘルプに書かれていないので触れない。隣のページも見たが、同じく9日前に更新された Shopping with ChatGPT Search にも、プランや対応国の一覧は無い。
生活で何が変わるか
うちで使うなら、条件が絡む買い物だと思う。掃除機を、置き場所が狭い・音が静か・この予算、の3つで選ぶ場面だ。値段だけならふつうに検索したほうが早い。
ヘルプは間違えることがあると書いていて、買う前に店のサイトで確かめる3点を挙げている。返品と保証は、その買い物で大事なら読むこと。在庫とサイズや色。最終価格に税・手数料・送料を足したもの。値段や在庫はよく変わるので、店のページを最終的な答えにしてほしい、とある。
自動アクセスを断っている小売サイトはスキップするか、似た商品の別サイトで代替する、ともある。日本の店がどこまで拾われるかは分からない。プランの記載も無いので、自分が使えるかは商品を選んだときに Research が出るかで見るしかない。
マスターの一言
消えた段落には、上限や価格を変えたらこの記事を更新する、とも書かれていた。いまの上限は、そのページから読み取れない。
うちはまだ使っていない。次の大きい買い物では、まず自分で条件を3つ書き出してから投げるつもりだ。条件を言葉にする作業のほうが本体だと思っている。
出典: Using shopping research in ChatGPT(OpenAI公式ヘルプ) / Shopping with ChatGPT Search(同) / ChatGPT リリースノート
