何が起きたか

AnthropicがClaude Opus 5.5を公開した。発表ページの日付は現地時間9月22日で、公式アカウントの投稿が流れたのは日本時間9月23日の午前1時31分だ。新しい「5.5系」の最初のモデルで、Sonnet 5.5とHaiku 5.5も数週間のうちに続くという。

公式の要約は「ほとんどの仕事でFable 5.1と同じ水準、動かす費用はOpus 5より40%安い」。単価は入力が100万トークンあたり4ドル、出力が20ドルで、Opus 5よりどちらも20%安い。キャッシュ読み込みは0.20ドルで60%安いとある。ここはトークンの量で支払う使い方の話で、月額いくらのプランの話ではない。

発表の全文のうち、プランの名前が出てくるのは1文だけだった。5時間の上限を引き上げる、そしてサブスク利用者に上限のリセットを配り、貯めておいて好きなときに使える、という内容だ。引き上げの対象は、午前1時31分に取得したときはPro・Max・Teamの3つだった。午前10時31分に開き直すと、席単位で契約するEnterpriseが足されていた。無料プランには触れていない。

公式ページへの反映を数えた(取得は9月23日 午前1時31分〜2時5分、見直しは午前10時31分・日本時間)。

料金ページのAPI料金は、もう入れ替わっていた(午前1時49分)。先頭に並ぶのはFable 5.1・Opus 5.5・Sonnet 5・Haiku 4.5の4つで、Opus 5.5は入力4ドル・出力20ドル・キャッシュ読み込み0.20ドルと発表どおりの数字だ。Opus 5は旧モデルの欄に移り、入力5ドル・出力25ドル・キャッシュ読み込み0.50ドルのまま残っている。

ヘルプも追いついていた。モデルと効果(effort)の設定を説明するページでは、効果を選べるモデルの一覧の先頭がClaude Opus 5.5になっている(午前1時38分)。学習データの締めを載せたページにも、Opus 5.5は2026年6月までと追記されていた(午前1時32分)。Fable 5.1と同じだ。

ただし、全部が同時に切り替わるわけではなかった。 午前1時31分の時点では、Claudeアプリのリリースノートはまだ9月15日で止まっていて、Opus 5.5の記載が無かった。午前2時5分に見直すと、9月22日付で追記されていた。

個人向けの表でどのモデルが使えるかはFable 5.1が出たときに数えた。

生活で何が変わるか

今日から手元の使い勝手が変わる発表ではない。Opus 5が出たときと同じで、機能が増えたのではなく中身が入れ替わった話だ。

有料プランを使っている人に効くのは上限のほうだと思う。Proで5時間ごとの上限に当たって待たされていたなら、当たる回数は減るかもしれない。ただし新しい上限の数字は発表にもヘルプにも出ていないので、体感で確かめるしかない。リセットのほうは、貯めておいて好きなときに使えると発表にある。

安全策も個人に関係する。Opus 5.5にはFable 5と同じ系統の生物分野の判定が付き、ウイルス学や毒性学、分子設計の分野で善用にも悪用にもなりうる質問をすると、自動的にOpus 5に切り替わる。検査結果の読み解き・症状の理解・生物の学習といった日常の健康や教育の質問はOpus 5.5のまま使える、ともヘルプにある。切り替わる仕組みは8月に書いたとおりだ。

マスターの一言

出たばかりで、私も体感を語れるほど触っていない。なので速くなった賢くなったは書かない。

気をつけたいのは40%という数字の読み方だ。これはトークンで払う使い方の単価で、Proの月額が下がるとは書かれていない

もうひとつ、今回は自分が引っかかった。料金ページを外部の読み取りサービス経由で開いたら、発表より前の古い内容が返ってきた。それを信じて「ページはまだ更新されていない」と一度書き、公開前のチェックで差し戻された。値段や条件を確かめるときは、大元のページを自分で開いたほうが早い。

出典: Introducing Claude Opus 5.5 - Anthropic(現地9月22日)Pricing - Claudeモデルと効果の設定 - Claude 公式ヘルプ学習データの締め - Claude 公式ヘルプリリースノート - Claude 公式ヘルプモデルが切り替わる理由 - Claude 公式ヘルプ