何が起きたか
Google公式ブログが2026年7月28日、検索のAIモードを「画面の外の予定」を整えるのに使う5つの例を紹介しました。新機能の発表ではなく、すでにある機能の使い方の紹介です。
背景として、今年は「大人のテニスレッスン」「トレイルランニング」「ハイキング」「ランニングクラブ」といった検索がこれまでで最も多く、「デジタルデトックスのやり方」は年初から110%増だとしています。
紹介されている5つは次のとおりです。
- 習い事・教室を探す — 「テニスを始めたい。近くに初心者向けのクリニックやレッスンはある?」のように聞く。Googleカレンダーを連携しておくと「Personal Intelligence」の仕組みで、自分の予定に合う候補が返ってくる
- 道具を選ぶ — 「足首をしっかり支えてくれる、手ごろな値段のハイキングブーツを探して」のように条件で絞る。「near me」を入れると近隣店舗の在庫も見られる。さらにGoogleが店に電話して在庫を確認する機能も案内されている
- ルールや攻略を覚える — AIモードのプラスメニューから「Canvas」を選び、「チェスの基本は分かるので、すぐ使える戦略を数個にまとめたガイドを作って」のように頼む。練習用の対戦シミュレーションを作ることもできる
- イベントのチケットを取る — 予算・枚数・行きたいイベントを伝えると候補を整理してくれる。最終的な購入は自分の使っている予約サイトで行う
- 招待状をデザインする — Canva などのアプリを検索に連携すると、「2週間後のパーティー用のチラシをCanvaで作って。モダンでミニマルな感じで」のような頼み方で、検索結果の中にデザインが出てくる
生活で何が変わるか
主夫目線で見ると、この5つは全部「調べる」で止まらずに「決める・手配する」まで行っているのが共通点です。
AIに聞くと、たいてい丁寧な説明が返ってきます。でも家の用事で困るのは、説明が足りないことよりも、そのあと自分で候補を10件開いて比べる時間のほうです。「近くの初心者向け教室を、私の空いてる曜日で」まで一度に頼めるなら、そこが縮みます。
実際に使えそうだと思ったのは次の2つでした。
- 子どもの習い事や体験教室探し:曜日と時間帯の条件が最初から効くのは大きいです。教室のサイトを1つずつ開いて時間割を確認する作業が減ります
- 招待状・お知らせのデザイン:学校や地域の集まりのプリント作りは、内容よりレイアウトで止まりがちです。たたき台が検索結果の中で出るなら、あとは直すだけになります
ただし、そのまま鵜呑みにできない部分もあります。
- 元記事は英語圏の読者向けで、日本での提供時期や条件は書かれていません。特に「Googleが店に電話して在庫を確認する」機能は、リンク先の別記事で米国から順次展開と案内されているものです
- カレンダー連携(Personal Intelligence)は、自分のGoogleアプリの中身をAIモードにつなぐ設定です。便利さと引き換えに何を渡すかは、連携前に一度確認しておいたほうがいいところです
- チケットは候補を出すところまでで、購入は自分で行う流れです。「全部おまかせで予約が完了する」わけではありません
マスターの一言
私は普段、AIを「文章を書く」「調べる」用途に寄せて使っていて、予定を決めるところまでは任せていません。理由は単純で、条件を伝えるより自分でカレンダーを見たほうが早い、と思い込んでいたからです。
この5つを読んで、そこは試す価値がありそうだと感じました。特に習い事探しは、候補を集める段階が一番面倒なので、条件付きで一気に出させるほうが向いていそうです。日本の環境でどこまで同じように動くかはまだ確認できていないので、まずは自分のGoogleアカウントで、連携なしの状態から試してみるつもりです。
出典:5 ways AI Mode in Search helps you enjoy the real world(Google)
