Googleスライドで、資料をまるごとGeminiに直してもらえるようになる。最初は英語のみで、個人向けの対象はGoogle AI ProとUltraだ。

何が起きたか

Google Workspace の公式ブログ(10月30日付)によると、スライドの横に出るGeminiのパネルから、1回の指示で複数のスライドや資料全体を編集できるようになった。どのスライドを変えるかはGeminiが決め、編集できる普通のスライドにそのまま反映する。

できることとして挙がっているのは4つ。

  • フォント・背景・配色などを資料全体で変える。別の資料の見た目に合わせることもできる
  • ドライブのファイルを参考に、内容を簡単にする・詳しくする・焦点を変える
  • 数枚を1枚にまとめる、既存の資料にスライドを足す
  • 全スライドのタイトルの大きさや色をそろえる、ページ番号を消す

終わるとパネルに変更点の要約が出る。編集は自分で手を入れたのと同じ扱いなので、元に戻す操作や版の履歴で確認・取り消しができる。

条件は次のとおり。

  • 提供開始時点では英語のみ
  • 個人向けは Google AI Pro と Ultra。ほかに Workspace の Business Standard・Plus、Enterprise Standard・Plus、教育向けの Google AI Pro for Education
  • Workspace の組織向けの展開は10月29日に始まり、表示まで15日より長くかかる場合がある。個人向けの開始日は書かれていない
  • Workspace の契約者は、少なくとも12月1日まで、複数枚のスライド作成で上限を引き上げた期間限定の扱いになる。その後の上限は、ヘルプで事前に知らせるとしている

ヘルプはまだ追いついていない

日本時間11月3日4時33分に取得したスライドのヘルプ「Gemini でプレゼンテーションを生成する」は、英語版・日本語版(hl=ja)とも同じ英文で、新しい資料を作る手順までだった。資料全体を編集する手順はまだ載っていない。ヘルプ側の冒頭には「パソコンのみ・英語のみ」とある。

生活で何が変わるか

PTAや町内会の資料、子どもの習い事の発表会のお知らせなど、人から引き継いだスライドは文字の大きさも色もばらばらになりがちだ。1枚ずつのそろえる作業をまとめて頼めるのは助かる。

ただ、対応は英語のみだ。日本語の資料に英語で指示したときにどう動くかは、発表にもヘルプにも書かれていない。

マスターの一言

自分は試していない。使えるようになったら、ばらばらな資料を1つ用意して、英語で「タイトルの大きさと色をそろえて」と頼み、日本語の本文が崩れないかを見たい。崩れても、版の履歴で戻せるのは安心材料だ。


出典: Google Workspace Updates(2026年10月30日) / Generate presentations with Gemini in Google Slides(ヘルプ)