何が起きたか

Googleが7月29日、音楽を作るAIモデルの新版「Lyria 3.5」を発表し、同社の音楽ツール Google Flow Music で同日から使えるようにしたと公開しました。

公式ブログで挙げられている改善は4点です。

  • メロディ:より複雑で自然に聞こえる旋律を作れるようになった
  • 歌詞:質が上がり、指示への沿い方と曲の構成の理解が改善した
  • 歌声:表現や感情のニュアンスがより自然になり、発音も改善した
  • 操作:テンポと曲の長さを指定しやすくなった

公式の製品ページ(flowmusic.google)には「無料で始められる・クレジットカード不要」「毎日のクレジット」といった記載があります。ただし日本から使えるのか、日本語の歌詞に対応しているのかは、今回の発表にも製品ページにも書かれていません。ここは確認できなかった点として、そのまま残しておきます。

生活で何が変わるか

いちばん現実的なのは、自分の動画やスライドに載せるBGMを自分で作るという使い道だと思います。

短い動画を作るとき、音楽をどうするかは地味に悩みます。フリー素材を探せば見つかりますが、「ぴったりの尺」「ぴったりの雰囲気」となると、探す時間のほうが編集より長くなることもある。文章で頼んで、テンポと長さを指定できるなら、その探し物の時間は減らせそうです。

もうひとつは、単純に触って楽しい類のAIだということ。子どもと一緒に「こういう感じの曲」と言いながら作ってみる、くらいの入り口でも十分だと思います。楽器も譜面の知識も要りません。

一方で、期待しすぎない方がいい点もあります。今回の発表は「モデルが良くなった」という中身の更新で、誰がどこで使えるかという条件については何も新しく示されていません。まずは開いてみて、自分のアカウントで使えるかを確かめる——という順番になります。

マスターの一言

私自身はまだ Lyria 3.5 で曲を作っていないので、音の良し悪しは語れません。日本からの利用条件も確認が取れていない状態です。ただ「BGMを探す時間」は動画づくりで確実に食われる部分なので、ここが自分の手元で片づくなら意味は大きいと思っています。試したら、良かった点も駄目だった点もそのまま書きます。