何ができるのか
ChatGPTのヘルプに「クレジット」の説明ページがある。プランに含まれた利用量を使い切ったあと、プランを上げずに、足りない分だけ買い足して使い続けるための仕組みだ。
そのページに手が入っていた。日本時間9月8日の1時半すぎに開いた時点で、更新表示は「19分前」。ただし、その編集が何を変えたのかまでは分からない。
そして、これは今週出た新機能ではない。クレジット自体はリリースノートの2025年10月30日に、Codex と Sora で追加分を買える仕組みとして初めて載っている。自動チャージは2026年3月10日の項目だ。動いたのは説明のほうなので、いま書かれている条件を数え直した。
使い道は狭い。8月に贈り物としてのクレジットを扱ったとき、このページは対象機能の並びが揃っておらず、どれが最新か判断できなかった。いまは冒頭とFAQの並びが揃い、そこに「自分のプランでその機能が使えるとき」という条件が付いている。ただし料金表の見出しには ChatGPT for PowerPoint も残っていて、ここだけは揃っていない。
並んでいるのは業務寄りの機能ばかりで、普通のチャットの上限には使えない。
7月9日の版と比べて何が増えたか
Internet Archive の2026年7月9日の保存版と突き合わせた。断っておくと、7月9日より後の保存版は今日は取り出せなかった。要求した日付がどれも7月9日の版に読み替えられて返る状態で、いつ変わったのかは特定できない。分かるのは7月9日の版と現在の差だけだ。
見出しから違う。7月9日は「(Free/Go/Plus/Pro)」、いまは「(Personal plans)」。冒頭で挙がる対象機能も、Codex(Plus/Proのみ)と ChatGPT for Excel の2つから3つに増えた。リリースノート側のリンク文は今も古い名前のままだった。
そして、7月9日の版に一度も出てこない言葉が入っている。ウォレットだ。書かれているのはこういうことだ。
- クレジットの残高と、ChatGPTのウォレット残高は別物
- ウォレットは米ドル建ての残高で、ギフトカードを換金した分が入ることがある。ただし換金しても、それ自体ではクレジットは増えない
- ウォレット残高が見えていても、すべてのクレジット購入に使えるとは限らない。一回限りの購入では決済画面に充当額が出ることがあり、出ていなければウォレットからは引かれない
残高がマイナスになりうる、という節も増えた。残高がある状態で始めた処理が、並行して使った分で残高を使い切ったあとに終わるとマイナスになる。次に買った分や自動チャージが、先にその穴埋めに回ることがある。
自動チャージにも1行足された。上限として決める月額が効くのは自動チャージだけで、一回限りの購入には効かない。
生活で何が変わるか
家計の側から見ると、気をつける点は2つに絞れる。
1つは、自動チャージは残高が下限を割った時点で勝手に決済されるということ。登録済みのカードから、目標残高まで足りない分だけ買う。月額の上限を決めておかないと、上限そのものが無い状態で回ることになる。
もう1つは、ギフトカードとクレジットが別勘定だということ。もらったギフトを換金してウォレットに入れても、それでクレジットが増えるわけではない。
なお、有効期限は購入から12か月で、繰り越しはできない。返金も原則きかず、譲渡も転売もできない。Free と Go でも一部の人は買えるが、買ってもプランに含まれた上限は増えない、とはっきり書かれている。
マスターの一言
うちはクレジットを買っていないので、決済画面が実際にどう出るかまでは見ていない。
それでも、ウォレットの節は読んでいて手が止まった。残高が見えていても使えるとは限らない、充当が出ていないならそう思い込むな、と同じ注意が2つの段落にわたって書かれている。なぜ二度書かれているのかはページに説明が無いので分からない。ただ、買う前に決済画面の内訳だけは見ておこうと思った。
出典: Using Credits for Flexible Usage in ChatGPT (Personal plans)(OpenAI公式ヘルプ) / ChatGPT リリースノート(2025年10月30日・2026年3月10日の項目)
