何が起きたか

Googleが9月10日(米国時間)、パソコン用のGeminiアプリのWindows版を公開した。公式ブログによると、Windows 10と11で、今日から世界で使える。日本語のリリースノートにも同じ9月10日付で載っている。ダウンロードは gemini.google/desktop から。

公式ブログが挙げている使い方は3つ。

  • Alt+Spaceで呼び出す:どの画面にいても、押すと開いている作業の上にGeminiが出てくる。聞いて、すぐ元の作業に戻れる
  • アプリの中で腰を据えて使う:普段Geminiでやっていることはこのアプリの中でも使える。GmailやGoogleドライブから情報を集めた要約も頼める
  • 画像と動画を作る:Nano Bananaでの画像づくり、Gemini Omniでの動画づくりもここからできる

Mac版にあってWindows版にまだ無いもの

では今日の時点で、Mac版と何が違うのか。日本語のダウンロードページのよくある質問を読んだ。

Mac版の機能として書かれているのは4つある。Commandキーを2つ同時に押して画面を共有し、見ているものを踏まえて答えてもらう。音声入力で整った文章を書き起こす。開いているアプリをまたいで文章を直す。Sparkをパソコンのフォルダにつなぐ。そのうえで「さらに多くのネイティブ機能が、今後 Windows にも順次提供される予定です」とある。ページの中ほどにも、まずはmacOSで使える追加機能を試してほしい、Windowsにも順次対応する、と書かれている。

つまりWindows版でまず使えるのは、ショートカットで呼び出すことと、普段のGeminiの機能をアプリの中で使うことだ。

使える国と言語について、よくある質問は「Gemini アプリがサポートされているすべての言語と国」としている。ただし、利用できる機能は状況によって異なる、とも添えてある。対応するのはWindows 10以降で、x64とARM64の両方。ページの末尾には、一部の機能はGoogle AIの有料プランに入っている18歳以上が対象、とも書かれている。Sparkの条件は以前の記事に書いた。

もう1つ、ページには「Windows または macOS のヘルプセンターで」詳しい要件を確かめるよう書かれている。ところがWindows向けのリンクを開くと、9月11日未明の時点ではGeminiヘルプのトップに移るだけだった。そのトップに並ぶ記事の一覧にも、Mac向けは2本あるが、Windows向けは1本も無かった。

生活で何が変わるか

Windowsのパソコンで書類を作ったり調べ物をしたりしている人には、ブラウザのタブでGeminiを探す手間が減る。学校や町内会の文書を作りながら言い回しを聞く、といった使い方がしやすくなる。

1つ気をつけたいのが、ショートカットの重なりだ。ChatGPTのWindowsアプリも、アプリを開いているときの呼び出しに同じAlt+Spaceを使う。OpenAIのヘルプには、ほかのWindowsアプリがすでに同じキーを登録していると動かない、と書かれている。変更場所は設定の Companion window hotkey。Gemini側も、よくある質問によるとショートカットはアプリの設定で変えられる。両方入れるなら、どちらかを先に変えておくと迷わない。

マスターの一言

Windows版は自分ではまだ動かしていない。ここに書いたのは、公式ブログとダウンロードページ、ヘルプから読める範囲だ。

Mac版には画面の共有があって、Windows版にはまだ無い。家で使うパソコンがどちらかで、できることが少し違う状態がしばらく続きそうだ。


出典: The Gemini app is now available for Windows(Google公式ブログ・2026年9月10日)デスクトップ版 Gemini(公式ダウンロードページ・日本語・2026年9月11日取得)Gemini アプリ リリースノート(日本語・2026年9月10日の項)Using the ChatGPT Windows app(OpenAI公式ヘルプセンター・2026年9月11日取得)