6月に始まった機能が、2つの方向に広がった
Googleが9月2日(米国時間)、Google Play ブックスの Book insights について公式ブログで2つの拡大を発表した。日本語のヘルプでの名称は スマート読書ガイド だ。
1つめは対象の冊数。100万冊を超える英語の電子書籍で使えるようになった。ベストセラーと無料のタイトルが含まれる、とある。6月16日の最初の発表では冊数は書かれておらず、一部の英語タイトルという書き方だった。数字が出たのは今回が最初だ。
2つめは使える場所。6月の発表では Android アプリとウェブ版の2つだった。そこに iOS アプリが加わる。iPhone や iPad で Play ブックスを読んでいる人が対象に入った。
無料で使える本が数千冊ある点は6月から変わらず、ヘルプにも今も数千と書かれている。
本を開いたまま使う2つの操作
ヘルプに手順が載っている操作は2つだ。
キャッチアップ。読書を中断したあと、そこまでに読んだ内容の要約を出せる。画面上部のメニューからスマート読書ガイドを開き、キャッチアップを押す。6月の発表では、右上の電球アイコンから押すものとして説明されている。
質問する。登場人物の名前や場所、フレーズをハイライトすると、質問の候補が出る。候補に無ければ、Google Play ブックスに質問、というボックスに自分で書ける。テーマ、背景、登場人物について聞ける。
6月の発表には、今読んでいる位置までの本文だけを参照して答えるよう設計されていると書かれている。先の展開を漏らさないための作りだ。あわせて、間違うことがあるという但し書きが発表とヘルプの両方に付いている。ヘルプは用途を情報提供と娯楽に限ったうえで、医学・法律・財務の専門的な助言の代わりにはならないとし、大事な内容は自分で確かめるようすすめている。
自分の本が対象かどうかは、本の詳細ページの Tools バッジで分かる。ヘルプによると対象外になる理由は3つで、出版社がこの機能を有効にしていない場合、本の言語による場合、本の形式による場合だ。有効な書籍の数は時間とともに変化するとも書かれている。
日本から読む人に効いてくること
android.com/drop の日本語ページにはスマート読書ガイドが機能として載っていて、その脚注6に、一部のタイトルで利用でき対象言語は英語のみ、と書かれている。日本語で買った本は今のところ入らない。
そのうえで、今日から動かせるものが2つある。
1つは無料の本で試せること。6月の発表が無料の例として挙げているのは Romeo and Juliet、Moby Dick、Pride and Prejudice の3冊だ。今回のブログが挙げているのは Project Hail Mary、The Deal、Atomic Habits、The Power of Now、Frankenstein。買う前に、対象の本で動きだけ確かめられる。
もう1つは iPhone で読んでいた人の順番が回ってきたこと。これまでは Android かパソコンのブラウザが必要だった。
なお、先月末に書いた Gemini Notebook に買った本を読み込ませる話とは別の機能だ。あちらは本を Gemini Notebook に取り込んで資料として使うもので、こちらは Play ブックスのアプリの中で、本を開いたまま使う。
マスターの一言
感心したのは冊数よりも、今読んでいる位置までしか参照しない、という設計のほうだ。要約を出す機能自体は珍しくないが、読書では先の展開を伏せることのほうが効く。そこを最初から仕様に入れているのは筋がいいと思う。
うちで動かすなら、無料の古典を1冊開いてキャッチアップだけ押してみる順番にする。対象かどうかは本棚を探さなくても Tools バッジで見分けられるので、そこを先に見ればいい。
