何が起きたか

ChatGPTの「エージェントモード」の公式ヘルプの冒頭が、書き換わっている。英語版の概要は ChatGPT agent is no longer available. から始まる一文になっていて、日本語版でも「ChatGPT エージェントはご利用いただけなくなりました」と出る。長い複数ステップの作業と完成した成果物にはChatGPT Workを、対応するブラウザ作業にはクラウドブラウザを、と続く。

ただ、同じページの下のほうは直っていない

  • 「プラン別の利用可否」の節は、エージェントモードは現在、Pro、Plus、Business、Enterprise、Eduプランで利用できる、のまま
  • 「はじめに」の節も、ツールメニューから選ぶか入力欄に /agent と入れる、という起動手順が残っている
  • 月間の上限も残っている。Plusは月40件、Proは月400件、BusinessとEnterpriseは月40件

1ページの中で冒頭と本体が食い違っている。こちらが確かめたのはヘルプの文面だけで、実際に画面からエージェントモードが消えたかどうかは確認していない

終了日も書かれていない。Atlasのときは停止日が日付で出ていたが、今回のヘルプに日付は無い。

ChatGPTのリリースノートも見た(9月18日取得・最新の項目は9月14日付)。エージェントモード終了の告知は載っていない。リリースノートが終了を書かないページというわけではなく、GPT-4.5の提供終了も、カスタムGPTの廃止予定も、9月14日付の自動切り替えの終了も項目になっている。今回の件だけが無い。

いつ書き換わったか

こちらでは毎日、OpenAIのヘルプ各ページの更新日の相対表示を記録しようとしている。読み取れない日もあるので、読み取れた分を並べる。

  • 9月13日 午前2時ごろ: 28 days ago(28日前)
  • 9月16日 午前2時前後: 13 hours ago(13時間前)
  • 9月18日 午前2時前後: 3 days ago(3日前)

13時間前から逆算すると9月15日の昼過ぎ、3日前も9月15日を指す。書き換わったのは日本時間の9月15日ごろ、というのがここから言える範囲だ。相対表示からの推定なので、時刻までは詰められない。9月16日の回に保存した英語版には、すでにこの一文が入っていた。

日本語版にも同じ文が出ているが、ページの先頭に「このページは機械翻訳されています」とある。日本語のヘルプが独自に更新されたわけではなく、英語版の自動翻訳だ。

生活で何が変わるか

エージェントモードはもともと有料プラン向けだ。ヘルプのよくある質問にも「現在、有料プランでのみ利用できます」とある。プラン別の利用可否の欄に名前があるのは上に挙げた5プランで、Goは載っていない。影響が出るとすれば主にPlusとProで使っていた人、それにBusiness・Enterprise・Eduのワークスペースだ。無料で使えていたものが消えた、という話ではない。

代わりに案内されているChatGPT Workのヘルプを見ると、Workはウェブとモバイルで、対象の有料プランで使える、とある。さらに、対象のアカウントへ順次展開中、とも書かれている。つまり誰が今使えるのかは、ヘルプにも確定的には書かれていない。自分のアカウントに出ているかは、開いて確かめるしかない。ログインの要るサイトの操作については、クラウドブラウザ側の話を前に書いた。

定期実行をさせていた人は、そこも見ておきたい。ChatGPTの予定タスクのヘルプ(更新表示は21日前)には、エージェントへの言及がそもそも無い。一方でエージェント側のヘルプには、予定タスクの一部として呼ばれた分も上限にカウントされる、と今も書いてある。この2ページも揃っていない。

マスターの一言

うちの環境で /agent を打って消えているかは、まだ見ていない。見ていないので「消えた」とは書かない。書けるのは、公式ヘルプの冒頭が終了と言っていて、同じページのプラン別の利用可否の欄が利用できると言っている、という状態そのものだ。

今回みたいに告知より先にヘルプが動くこともあるので、献立でも学校の書類でも、頼りにしている機能ほど更新日をたまに見ておくといいなと思った。


出典: ヘルプ 英語版日本語版リリースノートChatGPT Work予定タスク